2004年01月21日(水) |
ピンクのケータイに換えたのである |
携帯用URL
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携帯電話が普及し始めた頃、オレは街角に林立する携帯電話ショップを見ながら思ったのである。「持ちたいヤツがみんな持ってしまったらこのビジネスも終わりだな」ところがオレの予想は外れた。携帯電話本体がどんどん進化することで、新機種に次々と買い換えるという需要が発生したからである。わずか一年以内で買い換える人も多く、メーカーは争うように新機種を出荷し、高価な新しいモノから飛ぶように売れるという現象が起きてしまった。
どちらかというとモノを大切に使う性格のオレにとって、まだ壊れていない電話機本体を捨ててしまうというのは耐えられなかった。なにしろオレは一台のクルマに21万キロ乗るような人間である。確かに携帯電話の本体は壊れないのだがバッテリは確実に消耗した。購入後一年も経つと毎日充電しないといけなくなったのである。やがて朝に充電しても昼頃には電池が切れるようになった。やむなくオレは最初の機種交換を行った。黒く重い実用的な端末はシルバーのおしゃれなやつになった。
それ以降は「バッテリが消耗したから」という口実で、まだ本体は使えるのに1、2年で交換を繰り返すことになった。バッテリ代よりも機種交換の方が安かったからである。ただ、オレが貫いたのは「最新機種は高いから買わない」という方針である。そのときに入手可能なものの中でできるだけ安いものを選び続けたのである。だから機種交換といってもせいぜい3000〜5000円くらいしかかからなかったのだ。
昨年の暮れあたりからオレのケータイにまたしてもバッテリの寿命がやってきた。帰宅するまでに切れてしまうこともあり、USB接続の充電ケーブルをいつも持ち歩いた。とっさの時はノートパソコンから充電したのである。いつかは買い換えなければと思いつつ梅田に出かけた時に、オレはソフマップ梅田ギガストアで目にとまったピンク色のケータイ(N251iS)を衝動買いしてしまった。機種交換の場合本体価格5800円だったがドコモポイントを使えば値引きもある。何よりその派手なピンク色の外観が気に入ったのである。
しかし、この機種にはオレにとって不要な機能があった。11万画素のデジカメである。今時カメラなしの機種など売っていないのである。オレは電話とメールさえできればいいのである。写真はちゃんとしたデジカメで撮るのである。こんな機能があるためにオレのような善良な市民が「盗撮マニア」と疑われてしまうのは大変悲しいのである。オレは断じてそんな情けない行為はしないのである。自分のパンツしか撮らないのである。
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