2004年01月10日(土) |
金正日、その手には乗らないぞ! |
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「拉致被害者五人が平壌まで迎えに来れば家族を帰国させる」
という条件を北朝鮮側が提示している。一昨年の拉致被害者帰国以降ちっとも進展しない日朝交渉にやっと一筋の光明が見いだせたわけだが、果たしてこの提案、どこまで信じてよいものだろうか。何しろ相手は金正日なのである。フセインが捕まり、カダフィが帰順した今、残された最後の独裁君主なのである。ここは簡単に信じるわけにはいかないのである。
何の見返りもなく家族を返してくれるわけがないのだ。北朝鮮の本当に欲しいモノは二つしかない。攻撃されないという安全保障とゼニである。前者はアメリカから後者は日本から求めようとしているのである。つまり、ここには莫大な身代金の要求が含まれているに決まってるのである。そんなこと、外務省は決して公開しないのである。こっそりゼニを払いながらその事実を隠していかにも外交努力で問題を解決したかのように国民にアピールしようとするはずである。納税者としてその屈辱的なやり方には断固反対である。しかし、家族と引き裂かれた者の痛みを思えば、その反対の掛け声も小さくなってしまうのだ。
ただ、本当に北朝鮮いや金正日は約束を守るのだろうか。五人の拉致被害者が再び北朝鮮に拘束されるような気がしてならないのである。人数が増えれば身代金の額も増えるだけだ。
たとえば美人姉妹がいて、妹がヤクザに拉致されたとしよう。姉のところへ「事務所に一人で来たら妹は帰してやる」それを信じて一人でのこのこ出かけたら姉も捕まってたちまち服を脱がされ恥ずかしい写真を撮られてしまうのは官能小説の世界のお約束である。北朝鮮を官能小説にたとえるのはレイプ小説の第一人者であった故蘭光生先生にまことに失礼なので、この場を借りて先にお詫びしておくが。
膠着状態になってしまったものを進展させるためには相手の提案に乗るしかない。ただ相手の策にそのままはまるのもシャクである。五人全員替え玉を送ってみればどうだろうか。蓮池さんの代わりに蓮池兄が影武者になるとか。あるいは北朝鮮が手出しできないように小泉首相や安部官房長官を同行させるとか。自衛隊が護衛のために同行するとか。先に向こうに人質を差し出させるのもいい。人質にもっともふさわしいのはやはりあの男だろう。五人が無事に家族を連れて帰国できるまで金正男を東京ディズニーランドで拘束するとのいうのはどうか。なかなかの名案だろう!
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