2004年01月05日(月) |
ここまで日本の治安は悪くなったのか |
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1月4日、午前0時40分だから真夜中のことである。長野市で信号待ちをしていた女性(32歳)の軽乗用車に若い男が近付き、「車をよこせ」などと脅した。男は車に乗っていた女性3人を降ろし殴るけるの暴行を加えたが、抵抗されたため、そのまま逃走。暴行を受けた3人は女性とその母親、妹で、いずれも胸などに軽傷を負ったという。長野中央署は男の行方を追い、市内の建設作業員の少年(19歳)を強盗致傷の疑いで緊急逮捕した。
この事件が年間に銃で撃たれて1万人以上が死んでいるあの無法国家アメリカで起きたのなら話はよくわかる。武装強盗が日本製の四輪駆動車を奪うために乗員を射殺するアフリカのどこかの国で起きたのならまだあきらめがつく。殺されなかっただけまだましだと。しかし、事件が起きたのは日本、それも東京や大阪と違って比較的治安がいいはずの長野県なのである。地方都市でさえも少年が路上強盗を行うほど日本の治安は悪化しているという事実にオレは暗澹たる気持ちになるのだ。そして、このような凶悪な事件を起こすド外道が、20歳になっていないというただそれだけの理由で名前も顔も明かされずにいることにもまた理不尽なものを感じるのだ。
長野県では以前にバイクで暴走する馬鹿に「死にたいのか」と拳銃を突きつけて諭した立派な警察官が懲戒免職されるということがあった。今回の事件を見るにつけても、田中康夫知事の奮闘むなしく無法者の跋扈する土地になってしまったのかも知れない。
昔のオレは深夜にクルマで走ることが多かった。就職して間もない頃は給料が安くて、高速代を浮かせるために真夜中の国道1号線で東京大阪間を移動したものである。今でもそういう貧乏な若者は多いはずだ。しかし、これでは安心して夜道を走れないのである。どうすればいいのか? 対策としてはまず絶対にクルマから降りないことである。そして、凶器を持っていたりして相手が自分に危害を加えようとしていたなら、迷わずその相手をひき殺してでも自分の身を守るべきだ。
前回の選挙で民主党のマニフェストには警察官の増員という項目もあったが、自民党政権であっても治安対策は本気でやってもらわないと困るのである。道路交通法の改悪よりももっと先にするべきことがたくさんあるだろう。まず街で喫煙している未成年だ。あいつらをビシビシ取り締まってくれ。その場で手錠をかけて連行してくれ。微罪をびしびし取り締まることでニューヨークの治安が格段によくなったという事実がすべてを物語ってるじゃないか。
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