2003年12月26日(金) |
ゼニを出すなら、口も出せ |
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国連予算は2年ごとに組まれる。2004、5年度分の国連予算約31億6000万ドルは2002、3年分の当初予算26億2517万ドルと比べ約20%もの増加となった。日本の分担金比率は約19.5%と米国の約22%に次いで世界第2位と変わらないものの、総額では、2004年単年度の場合、国連職員の税関連拠出金を除けば、約2億7000万ドル(291億円)と過去最大となったという。米国は一位というものの実際は巨額の滞納をしているわけで、実質国連予算は日本が大部分を背負ってるようなものである。
一方的に20%も膨らんだ予算案をどうして日本は採択したんだ。そんなもの断固として拒否し、分担金の支払いも停止したらよかったんだ。こんなにたくさんゼニを出させておきながら、常任理事国どころか日本はいつまでたっても連合国の「敵国」なのである。全くばかばかしくて話にならないのである。今の日本が国連で与えられている地位に合わせて分担金を今の10分の1程度に圧縮するか、あるいは現在の分担金にふさわしい地位を与えるか、どちらか二つに一つだろう。
さて、不況にあえぐ現状や国家の抱えた巨額の国債残高を思えば、恥を忍んでここでは分担金の減額を申し出るべきである。そんなところで見栄を張っていても仕方がないのである。
しかし、減額が認められないのならばいっそのこと、その金額に見合った地位をこそ要求すべきだ。常任理事国などで満足してはいけない。その上位の特権理事国というのを設置して、米英仏露中の5大国に優越する権利を日本に与えろ。国連機関もどんどん日本に移転させ、日本語をそこでの公用語にさせるべきである。
はっきりと言おう。日本は世界の財布ではないのである。日本の国家予算は本来日本人のために使われるべきである。国連職員の豪華な飲み食いや途上国での贅沢三昧のために無秩序にふくれあがった金額を一方的に押しつけられても困るのである。この分担金の急増によって、政府は国債を発行したり増税して国民負担を増やしたりしないといけないのである。オレも負担させられるに決まってるのである。ところがこれだけの分担金をぼったくられていても、それに見合う国連内部の日本政府に対する情報開示はちっともされていないのである。
カネだけぼったくられて発言権もろくに与えられないというのは、ビール一本が10万円でしかもババアしかいない風俗店と同じなのである。国連の実態は実はぼったくり店だったのである。
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