2003年12月18日(木) |
埼玉県議、タイ人女性と親善を深める! |
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埼玉県会議員の海外視察といえば大名旅行として昔から有名である。公費を惜しげもなく使いながら遊びまくるのである。視察する対象も多岐に渡り、アンコールワットからタイ人女性まで実に幅広いのである。6人でベトナム・タイ・カンボジアを九日間旅行して530万円だから一人あたり88万、実に豪華な旅行である。オレの個人旅行の4倍くらいの予算である。
今回その旅行時の様子が日本テレビの「報道特捜プロジェクト」で放送され、県議が風俗店のひな壇の女性を指名してカラオケに同伴したり、ホテルの部屋にお持ち帰りしたところが映し出された。彼らは「遊ぶのに公費は使っていない」と釈明し「買春疑惑」も否定している。テレビを見た埼玉県民からは抗議が殺到したそうだ。
海外視察中の風俗店遊びがバレてしまったこの連中、旅行代金の530万円のゼニを返せばそれで許されるのか。これでは万引きをした後でゼニを払おうとしてるのと同じである。タイ買春旅行が私費での個人旅行だったことにすればお咎めなしになると思ってるとすればとんでもないおめでたい奴らだ。そもそも買春が主目的の恥ずかしい旅行を「議員の海外視察」という名目で公費で企画させたことはまぎれもなく詐欺罪(公金の詐取)に相当する。この情けないオッサンたちが、タイ女性よりもアンコールワット遺跡に興味があったとは思えないのである。
ところで今回のことに腹を立てている埼玉県民の方にはまことに不謹慎な話で申し訳ないのだが、オレが気になるのはこの恥知らずな女性お持ち帰り県議の「買春はしていない」という釈明である。この場合3つのことが考えられる。
1、本当に性交渉はなかった
2、性交渉はあったが、金銭の授受はなかった
3、性交渉しようとしたが、その県議がEDのためできなかった。
いい年をしたオッサンが風俗店のタイ人女性を部屋にお持ち帰りして、まさか部屋でタイの産業振興についてまじめに議論していたとは思えないのである。当然その密室ではある行為が行われていたことが容易に想像できるのである。誰も1であるとは思わないだろう。とすると2か3ということになる。もしも2であるなら、タイ人女性と自由恋愛で国際交流を深めたわけでこれはきわめて有意義なことであり、県民の批判を受けても堂々と開き直ればよかったのである。3の場合、今ここで検証することは不可能だ。
国会議員や地方議員が公費で行う「視察」という名の海外大名旅行に国民の貴重な税金を使ってまで実施してやる価値はない。これだけ海外旅行が当たり前になった時代である。国際感覚が身についてないような人間ははじめから議員にしなければいいのである。
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