2003年12月14日(日) |
きみはセーラームーンを観ているか? |
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オレは土曜日の朝7:30からいつも美少女戦士セーラームーン(アニメではない、実写版)を観ている。ちょうど朝食の時間にリビングのテレビで同居人が観ているのでしかたなく同じ画面を観ているのであって、オレがわざわざその番組を観ようとしてチャンネルを合わせたわけではない。
美少女戦士たちは超ミニスカートで登場し、戦ってるとなぜかよく転び、そのたびにパンツが丸見えになる。子供が観る番組で果たしてそういう場面を挿入する必要はあるのだろうかとオレは不思議に思う。同様の理由で日曜日の朝に放映している戦隊もの(今放映してるのは爆竜戦隊アバレンジャー)もオレは必ず観ている。悪の軍団の側にはたいてい色っぽいお姉ちゃんがいて、豊満な胸を強調したコスプレで登場したりする。そういうものにオレは全く興味がなく、本当は他局のニュース番組などを観たいのだが、リビングにはテレビは一台しかないのでやむなく同じ画面を見つめているのだ。
これらのパンツや巨乳は、おそらく番組の視聴対象の小学校低学年の子供たちにとってはなんの価値もないものである。それなのにお約束のように登場するということは、一部のロリコン中年や変態中年の方たちに番組を通じて癒しを与えるためとしか思えないのである。日頃女子高生のパンツに異常に興味を抱きながらもそれを見ることのできないおっさんたちが、ささやかな癒しを求めて子供と一緒にそれらの番組を楽しんでいるような気がするのだ。
日曜日の朝、戦隊ものの続きですぐに仮面ライダーなどのヒーローものが放映される。そこには必ずイケメンのお兄さんが登場する。なぜ醜く腹の突き出たおっさんがヒーローにならないのだろうか。またなぜ女を主人公にしないのか。おそらくヒーローものは主婦のみなさんが子供と一緒に楽しむために存在するのだろうと思われる。そこで自分の旦那のようなくたびれた中年オヤジは見たくないのである。やっぱりイケメンの兄ちゃんを見てうっとりしたいのである。それが主婦にとっての癒しなのである。
結果としてこられの番組は子供だけではなくその親の世代にも支持され、キャラクター商品で儲けるスポンサーの企業は莫大な利益を得るわけである。恐るべき戦略である。
たかがパンツ、されどパンツなのである。
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