2003年12月13日(土) |
自民党議員はみんな鈴木宗男だったのである |
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自民党は12日、道路4公団民営化後も、整備計画路線9342キロを確実に建設するよう政府に求める民営化案を決定した。通行料金収入を建設に活用することを前提に、新会社に一定の自主性を持たせる「借入金方式」を認める方針だ。これは道路資産と債務を「保有・債務返済機構」が継承し、新会社は機構の委託を受けて、資金を自己調達して道路を建設する仕組みである。借入金返済に料金収入をあてるため、約40兆円に上る債務返済を優先する道路関係4公団民営化推進委員会の意見書に比べ建設は抑制されないという。
北海道にクルマのほとんど走らない高速道路を造らせた鈴木宗男という男がいたが、他の自民党議員もみんな鈴木宗男の同類だったわけである。無駄な高速道路は造らせないというのが道路公団改革の意義であり、民営化の目的だったはずだ。増え続ける累積赤字を減らすには建設をストップする以外ない。自民党はそのチャンスをぶちこわしてさらに借金を増やそうとしているのである。
オレがとことん許せないのは、自民党議員の集票のために田舎に造らせる高速道路の財源が、料金収入や税金、つまり「オレがその一部を負担するゼニ」であることなのだ。オレはビタ一文そんなものに協力してやる気はないのである。自民党の田舎議員が選挙で勝とうと負けようとオレはどうでもいいのである。(どちらかというと負けて欲しいのである)
田舎の高速道路や新幹線が自民党議員のポケットマネーで建設されるのならオレは何も文句は言わない。私財をなげうって地元住民のために高速道路を建設した立派なお方として名を残せばいいのである。道路に自分の名前を付けさせてやるぜ。それも一種の買収かも知れないが、公共財を造るのだから特別に許してやろう。
田舎の道路はもともと空いてるのである。もしも混んでいるとしたらそれはバスやJRという公共交通機関を利用しない田舎の住民が悪いのである。地方のローカル線が赤字でどんどん廃止されるのも利用しない住民のせいである。いくらクルマが便利であるからと鉄道を利用しないからそんなことになるのだ。おそらく、不便さに耐えながらも経営に協力するために公共交通機関を利用するというボランティア精神が薄いのだろう。
どうしても田舎に高速道路を造るのなら地元負担を徹底させろ。田舎の区間だけ法外に高い料金を設定し、しかも地元民に利用のノルマを課せばいいのである。1キロあたり千円くらいの懲罰的な料金を課して、無理に利用させるのだ。「高すぎて払えない」と言わせたらダメである。「利用するのは誘致した地元民の義務」ということを徹底させろ。ついでにそこからぼったくったゼニで都会の道路もよくしてくれ。
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