2003年11月11日(火) |
菅直人、あんたはただの負け犬だ |
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たかだか177名しか当選しなかったのに、民主党は大幅増だなどと浮かれている菅直人の表情をテレビで見たときにおれは即座に感じた。しょせんこの男は一国の宰相の器ではないと。少なくともマニフェストを掲げて政権交代を視野に入れて戦った今回の総選挙は、あんたにとっては乾坤一擲の戦いじゃなかったのか。過半数を取れなかったということはその戦いに敗れたということだ。それなのにヘラヘラ笑っていていいのか。あんたにとって必要なのは、たとえウソ泣きであってもいい、そこで悔し涙を流し、敗戦の弁を述べることではなかったか。拳を突き上げて国民にアピールすべきだったんだ。投票所に足を運ばなかった40%の国民に向けて
「どうして投票してくれなかったんだ!」
「負けたのはおまえら無関心層のせいだ。」
ぐらいは言ってもいい。本音をぶちまけてもいいんだ。
「オレを総理にしてくれよ!」
と。そして机を拳で叩き、血を流して悔しがればいい。目の前のゴミ箱を蹴っ飛ばしてもいい。おそらく小沢一郎はあんたの器の小ささにとっくに気づいているだろう。首相になる人間を「ミコシは軽くてパーがいい」と例えた男である。このミコシは軽すぎて風で吹きとんでしまいそうだと思ってるかも知れない。
菅直人は10日未明、衆院選の開票から3回目の記者会見で、焦点になったマニフェスト(政権公約)の扱いについて「マニフェストは政権を取った場合に実行する約束。一般政策に引き継げるものは引き継ぐが、いついつまで実現するという約束は、政権を持たないとやれない」と述べ、今後の政策などは今回のマニフェストに拘束されないとの方針を示した。やれやれ、ただの選挙用の公約だったのか。そりゃそうだ。だって民主党の長崎県議は諫早湾干拓事業を熱烈に支持してるからなあ。
いつまでも実行不能なマニフェストが存在したら都合が悪いというのはよくわかるぜ。右をみれば左もいる。そうした矛盾を抱え込んだのが民主党といえばそれまでだがな。難破船の船長・土井たか子に引導を渡すこともせずに応援に回った結果、自民党候補を勝たせてしまったわけだし。はっきり言おう。あんたは宰相の器じゃない。O157騒ぎの時に、厚生大臣だったあんたは安全宣言したカイワレを食ってみせたわけだが、それがあんたの最高の政治的パフォーマンスだったのなら情けなくて涙が出そうだ。
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