2003年11月12日(水) |
オレも欲しいぜ!19800円パソコン |
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我が家には何台もパソコンがある。それをLANで接続しているわけだが、なぜか原稿を書いたりインターネットしたりしているメインマシンは、セレロン466、WINDOWS 98という時代遅れのマシンなのだ。もっと速いノートパソコンも所有してるが、デスクトップのフルキーボードの方が速く文字が打てるという理由でこの自作機をメインに使っている。
音楽CDを作成したり、ホームページをいじったりするには全く問題ないからそのまま使い続けてるのだが、DVDは読めないし、TVは写らないし、USBは1.1だし、いろいろと不便な点も多いのだ。17インチの巨大なCRTは冬は暖房器具として役立つが、夏は室温上昇の元凶なのだ。だから19800円でそこそこの性能の新しいパソコンが買えると知れば、オレは迷わず購入しただろう。
10月31日、丸紅ダイレクトで本来198000円で販売する予定だったNEC/VALUESTAR F PC-VF5007Dを、担当者が間違えて19800円と入力してしまったために注文が殺到するという珍事が起きた。
ずいぶん昔の話だが、中古車センターが100万円で販売する予定のクルマの価格を間違えて100円とチラシに入れてしまったために、100円で売れとヤクザに詰め寄られてやむなく販売したという話を聞いたことがある。クルマが100円はありえないが、パソコンが19800円というのはないこともないと思ってしまうのである。なにしろ新聞広告に掲載されているDELLの液晶デスクトップは17インチモニタ付きなのに79800円だったりするのである。19800円と言われても「ありえない」とは判断できないのである。何らかの理由でNEC側に大量の型落ちのパソコンを廃棄すべき理由が生じ、それをやむなく捨て値で売ったのではなどと考えてしまうのである。
その価格を「間違い」だと決めつけるようなことは、販売する丸紅ダイレクトさまに対して失礼なのである。数字の打ち間違いなどという初歩的なミスを、丸紅さまがするわけはないのである。バスの運転手が無免許運転などするわけがないと思うのと全く同じ理由である。
商取引においてなによりも大切なのは信頼である。丸紅側はこう説明している。
「本件は弊社の価格登録間違いに起因するものであり、弊社をご信頼の上ご注文いただき、弊社にて確認させていただきましたお客様が、ご不信の念を抱かれますことは弊社の本意ではございません」
そういう観点から、丸紅は誤記どおりの19800円での販売を決定したのである。すでに注文された1500台が売られることになったのである。おそらく商品到着直後に、秋葉原や日本橋の中古ショップに当該商品が並ぶのだろう。転売目的で買う輩が大量に注文したに決まってるからである。
オレはとっても悔しいのである。
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