2003年11月05日(水) |
死ぬんだったらイラクへ行け |
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戦争はとっくに終わったはずなのに、イラクでは連日米兵がテロを受けて死亡している。一旦占領されてから執拗にテロ攻撃を仕掛けるというのがフセインの作戦ならなかなかたいした戦略家である。フセイン生存説もあり、まだまだ予断を許さない状況だ。
そんな危険なイラクに派遣される(予定の)自衛官だが、なんとも恵まれた待遇なのである。日当というか出張手当というか危険手当が一日あたり3万円、一年間の派遣で一千万円貯まるのである。おそらくこれは自衛官としての俸給とは別に支給されるのだろう。そしてもしも死亡した場合の賞恤(じゅつ)金が九千万円、首相の特別褒賞金の一千万を合わせて1億という破格の好条件なのである。もっともいくら条件がよくても命がなくなれば何の意味もないが。
さて、こんなに好条件を出す理由は派遣任務に行きたがらない自衛官が多いからなのであろう。誰だって生命の危険があるところには行きたくない。そこで提案である。日本には死にたい連中がいっぱいいるじゃないか。インターネットで自殺系(そんなのがあるのか?)の掲示板を覗けばいたるところで死ぬ相談がなされている。数人集まってクルマに七輪を持ちこんで本当に死んじゃうグループも次々出る。そういう掲示板にさりげなく防衛庁の回し者が「一緒にイラクで死のう」という書き込みを行い、メンバーを扇動すればいいのである。一方自衛隊は「ボランティア一時入隊制度」というのを設立して、イラク派遣のために入隊してくれた若者を短期間の訓練で送り出すという仕組みを作ればいいのである。
死にたい若者と、お国のために死んでくれる人が欲しい国家、両者の利害がこれで見事に一致するのである。見舞金は死んだ若者の家族に渡してやればいい。どうせそういう連中はろくに働きもせずに引きこもっていたり、事件を起こして親に迷惑をかけたり家庭内暴力で荒れ狂っていたりと困ったチャンが多い。こんなバカ息子は死んでくれと親から思われてるかも知れないのである。死んでお国の役に立ち、しかも大金が親のフトコロに転がり込むわけだから、親としては願ったり叶ったりなのである。変な趣味にかぶれて、おかしな黒づくめのファッションに身を包む自殺願望の若者なども英雄的精神でどんどんイラクへ行けばいいのである。親を殺して自分も死ぬなんてバカなことをするよりもよほど「自傷」という目的も達成できるはずである。
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