2003年11月04日(火) |
衆院選改革試案(一票の格差は今すぐ解消できる!) |
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投票まであと一週間を切った衆議院選挙だが、今回も一票の格差は2倍以上あるということである。そういうわけで日本一重い一票を持つ鳥取県民にはぜひともそれを正しく行使してもらいたいと無理なことを願うのだが、せっかく小選挙区制という新しい仕組みを導入しながらどうして不均衡を容認したまま区割りをしてしまったのかオレは不思議でならないのである。
こんな間違ったものを裁判所は断じて認めるべきではなく、選挙が無効だという判決をなぜ出せなかったのか理解に苦しむのだが、しょせん裁判官は政治家の言いなり、ただの腰抜けということなんだが。
さて、この一票の不均衡だが、オレの提案する方法を導入すれば、即座にこの一票の格差を100%解消できるのである。それはこの選挙区の区割りを廃止してしまうことである。すべての有権者は今回の場合で約1100人という全候補者の誰にでも投票してもよいということにするのである。当然のことだが比例区は廃止する。日本全土が一つの選挙区、その定数をたとえば400にすればいいのである。全候補者の中で得票上位400名が自動的に当選者になる。ただ、1000名以上の写真を掲載するなんて不可能だから選挙用ポスターは自分の出身の地区にしか貼れないということにすればいい。もっともそんな旧態依然としたものは廃止してしまってもいいのだが。極端な話、各候補者の主張はネットで閲覧できるだけでもいい。詳しく知りたかったら自分で調べればいいのである。
この方式のメリットは、自分が支持する候補者に誰もが自由に投票できるということである。これが本当の民主主義なのである。たとえばこのオレが大阪から立候補したとして、この日記を読んでくれている北海道や沖縄の読者でもオレに投票できるのである。今の小選挙区では選択肢があまりにも少なすぎるのである。極端な話、候補者がゼニの亡者や犯罪者やアホしかいないという悲惨な選挙区もあるだろう。そのカスの中から一人を選ばないといけないという情けない仕組みよりも、他の地区のまともな候補者に投票できる方がはるかに有権者の意志を反映できるはずだ。
ただ単に票を集めるだけなら大都市が圧倒的に有利である。日本一一票の価値が軽い選挙区が、逆に票数をかせげるということで人気を呼んでしまうのである。
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