2003年10月22日(水) |
日本にもアメリカのようなバカがいた |
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「自分が病気になったのはタバコのせいである」と肺ガン患者ら6人がJTや国に対して6000万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は10月21日、患者側の請求を棄却した。浅香紀久雄裁判長はタバコの有害性は認めたものの、「ニコチンは依存性があるが、アルコールや禁制品の薬物に比べて弱く、喫煙者の意思で禁煙できる」と指摘して賠償責任を否定した。
請求棄却という判決は正しいが、判決理由は明らかに間違っている。タバコの習慣性や依存性は酒の比ではない。その証拠に中学生ですでにタバコを手放せないヤツはいくらでもいるが、アル中はそれに比べればはるかに少ない。
患者側は自動販売機での販売停止や警告表示の強化なども求めたがいずれも退けられた。タバコの箱に大きく死の文字でも入れるのか?こいつらいったい何を考えてるんだ。ただ自分の意志が弱くてタバコをやめられなかっただけじゃないか。それを自動販売機や警告表示の不十分さのせいにするのか。全くあきれてしまうぜ。年端もいかないガキがほざいてるのならまだ許せる。80歳近い老人がそんな無分別なことをほざいてるのだ。情けなくて涙が出そうだ。いつのまに日本の老人のレベルはそこまで低下したんだ。特攻隊として散華した若者たちがこんな無責任なジジイどもと同世代だったとはオレには信じられないぜ。
これがアメリカの裁判ならそういうバカが勝つこともあるが、残念ながら日本はアメリカほどバカの程度が進んでいないのである。いちおう自分の行為には自分が責任をとらないといけない国なのである。
しかし裁判には勝ったとはいえJTもJTだ。「喫煙がガンを引き起こすかどうかは解明されていない。依存性も酒に比べて弱い」という根拠の弱い主張なのである。日本の裁判だから勝てただけであり、アメリカではこんな論理は通用しない。もっと本音で勝負しやがれ。てめえらだって健康に害のあるものを売って儲けているいわば死の商人のようなもんだろう。どうして開き直らないんだ。「解明されていない」だなんてごまかすなよ。害があることは世界の常識だろう。
「害があるのに吸っていたおまえがバカなのである」と堂々たる主張をして欲しかったのである。タバコというのは日本の法律が許可している合法ドラッグなのである。そういう認識からスタートしないといけないのである。今回は裁判の当事者両方ともが間違ってるのである。
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