2003年10月20日(月) |
迷わず射殺してください |
携帯用URL
| |
|
拳銃を奪うために刃物三本で武装した少年が交番を襲撃する・・・こんなことが現実に起きるのである。大藪春彦の小説ではないのである。
10月18日午後、千葉県市原市の市原署国分寺台交番で、同市に住む私立高1年の男子生徒(15)が同署地域課の男性巡査に刃物で切りつけた。生徒が拳銃を奪おうとしたため、巡査が1発発射、弾は男子生徒の左足太ももを貫通し、生徒は強盗殺人未遂と公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕されるという事件が起きた。
生徒は交番内にいた巡査に「相談がある」と話しかけ、カウンターを乗り越えて切りかかったという。生徒は刃渡り14センチと16センチの包丁2本とナイフ(同13センチ)の計3本を持っていた。巡査の拳銃を奪おうともみ合いになり、一つの刃物を振り払われると、さらに別の刃物を持ち出したという。
さて、この少年の動機はいったい何なのか。病院では医師に意味不明なことを話しているという。自殺するために拳銃を手に入れようとしたという見解もあるが、そんな面倒なことをしなくてもその包丁で死ねばいいのであって、全くはた迷惑なヤツである。少年が首尾良く拳銃を奪うことに成功してしまえばそれこそ一般市民に対して無差別に使用される可能性が高い。佐賀のバスジャック少年ネオむぎ茶もそうであったように、こんな少年は他者の生命を奪うことになんのためらいもないのである。
学校関係者によると、男子生徒はおとなしく目立たなかったという。心身の不調を訴えたため、親が学校に相談したうえで9月に2週間ほど入院。退院後、「薬のせいで集中力がなくなった」などと教職員に打ち明け、週2回の割合で通学していたという。大量の精神安定剤の投与を受ければ眠くなって授業を受けるどころじゃないだろう。すでに精神は変調をきたしているのである。長期の入院が必要だったと思われる。
それにしても襲われた巡査の冷静さにはオレは驚く。相手は自分を殺そうとして首に切りつけてくるのである。もしもオレなら迷わず相手の頭部や心臓を狙って発砲して息の根を止めるだろう。こんなボケに殺されてたまるかと思うはずである。冷静に足を狙った行動にオレはやっぱり警察官は違うと思うのである。それなのに「発砲する必要はなかった」などとほざくバカがいれば、試しにその少年に斬りつけられてから同じことを言えよと思うのである。佐賀のバスジャック事件の時もオレは「なぜ射殺しない」と思っていたのである。
前の日記 後の日記