2003年10月13日(月) |
米ドロボーは死ぬまで働かせてやれ! |
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コメ泥棒が大流行である。不作と言われてるせいかますます盗まれているのである。堂々とコンバインを乗り付けて収穫前の稲を刈り取って持ち去るヤツまでいるのである。犯人は農業関係者に決まってるのである。
野荒らし(この言葉の意味が理解できない人の方が今は多いだろうが、これは他人の畑の作物を盗むという意味である)というのは昔から罪が重かった。盗もうと思えば誰だって簡単に盗むことができる。だからこそそうした行為には強いタブーが存在し、そのタブーを犯す者に対しては重い罰が科せられたのである。村八分にされたり私的制裁を加えられて当然のことだったのだ。しかし、今の泥棒どもにはそうした行為に対するタブーは全くない。
「あまりカネにはならないが、簡単に盗むことができる」
ものでしかないのだ。カネにならない以上、罪の意識は銀行強盗や通帳や現金を盗む行為に比べてはるかに軽いのである。「窃盗」よりも「置引」に近い感覚なのである。
泥棒たちはサクランボを盗み、コメを盗み、ブドウ狩り用に準備された巨峰を盗む。新聞にはその被害金額が20万とか30万と報道される。その記事を読んだ多くの人は思うだろう。たいした金額じゃないと。しかし、長い時間をかけ、手間を掛けて作ってきたものを盗まれるという行為の被害は、盗まれたモノの価値だけではないのだ。それは、費やした長い時間と労力がすべて徒労に化してしまうという大きな精神的ショックを伴うのである。PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症してしまうこともあるのだ。
ところがそこまで被害を与えたコメ泥棒が仮に捕まったとしても、裁判所は軽い罰しか与えないのである。被害は金額に換算され、その金額を賠償すれば確実に執行猶予がついてしまう。バカな裁判官は被害を受けた側の心情を理解することはできない。「たった20万か」と思うだけである。全くそんな理不尽なことがあっていいのかと思うのだが、実際の所、PTSDに対する慰謝料などは全く考慮されないのだ。
オレは例えばコメ泥棒への罰として、その盗んだ量のコメを収穫できるまで刑務所が契約した農園で農作業に従事させるという「労役刑」を提案したい。自分が盗んだコメを作るためにはどれほどの手間と時間が掛かったのかということを身体でわからせるしかないのである。(ついでに自分の食いぶち分も働かせるのは当然のことであるが)その目標が達成できるまでとことん働かせればよいのである。
それにしても子供の万引きからはじまって、ひったくりや路上強盗も増える一方だし、いったいどこまで日本の治安は悪くなるんだ。自分の財産や身体は自分で守るしかないのか。護身用に武器を携帯した方がいいのか?
残念なことにオレは犯人撮影用のデジカメしか携帯していないぞ。
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