2003年10月14日(火) |
オレは回転寿司がものすごく苦手である! |
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オレは回転寿司というものがさほど好きではない。しかし、大人というものは必ずしもいつも行きたい店に行けるとは限らない。今日はフォルクスでお好み焼き風ハンバーグを喰いたいと思っても、気が付いたらくらに拉致されているということもある。ゼニを出すのはオレなのに、何を食べるかを決める選択権は自分にはないことが多いのである。
それであきらめて回転寿司のテーブル席につくのだが、それにしてもどうしてこんなに混雑してるのだろうか。下手な時間に来てしまうと店の外にまで待ってる客が溢れ、駐車場に入るクルマが列をなしている。
まず、回転寿司で何よりも重要なことは、寿司の流れてくる方向の上流に位置どりすることである。下流に座ってしまった場合、他の客の取り残ししか流れてこない。インターフォンで注文するという方法もあるが、注文したものもそのまま一緒にレーンを流れてくるのである。その皿を途中で勝手に喰ってしまう客が必ず存在するのである。オレは以前に「サーモンのわさび抜き」を注文したところ、2度も途中で喰われたことがあるのだ。さすがに3度目は店中に響き渡るようなでかい声でインターフォンに向かってどなってしまった。
「さっきから何回も注文してるのに途中で喰われてしまうんじゃ。もう一回流さんかい!」
店の女の子があわてて席まで直接届けてくれた。
あと迷惑なのは、家族連れで来て、小さい子供をレーンに近い側に座らせる親である。クソガキは汚い手でべたべた流れてくる寿司に触るし、つまみ食いするときもある。そういうクソガキの親に限って禁煙のはずの場所でタバコを吸っていたりする(死んでくれ)。
本当は寿司以外のモノを喰いたかったオレは、海老フライやハンバーグ、コーン、シーフードサラダ、茶碗蒸しなどの非寿司メニューをせっせと喰うことでささやかな抵抗をはかる。半分凍ったマグロはさすがに喰う気にはなれないからだ。客の中でガキ比率が高い時間帯には、レーン上にはケーキやパフェ、カップ入りのゼリーやプリンなどガキの好みに迎合した皿がどんどん流れてくるのである。なんと卑怯な戦略だろう。
食い終わって勘定を払う段になると、同行者たちはそそくさと席を立ってしまい、オレは伝票と共に寂しくとり残されるのである。この世で最も哀愁に満ちた瞬間がオレを襲うのである。
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