2003年10月11日(土) |
間違いだらけの配偶者選び |
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まだ20代だった頃、オレはいろんな女性とつき合っていたわけだが、配偶者にしようと思う女性には厳しい条件を課していた。その条件をクリアできない女などとは絶対に結婚しないと傲慢にも考えていたのである。オレが決めた条件というのは次の5つだった。
1、頭がいいこと
2、体重が軽いこと
3、タバコを吸わないこと
4、容姿が美しいこと
5、オレのことを愛してくれること
さて、それぞれの条件にはちゃんと理由がある。まず1だが、頭の良さというのは確実に遺伝するものである。もしも頭の悪い女と結婚してしまった場合、その頭の悪さが子供に伝わったらどうなるのか。その愚かさが子孫代々末裔まで受け継がれることになったらもはやお家の破滅である。だからやはりこの条件は一番大切である。それに頭の悪い女となど話していても楽しくないじゃないか。
続いて2の条件「体重」だが、オレは昔の映画で観た、女性をお嬢さんだっこして片手でドアをあけるシーンというのにあこがれていたのである。その行為を可能にするには女性は小型軽量でなければならない。森公美子のような巨体は論外なのである。
3は非喫煙者のオレにとっては当然すぎることである。妻のタバコのせいでこちらに健康被害が出ては困るのである。さて、それらの条件に比べて、4はあまりにも月並みすぎると笑われそうであるが、やっぱりオレも一人の男である。醜女(ブス)よりも美女の方がいいのに決まっているのである。全国の醜女のみなさまには本当に申し訳ないのである。それらの条件をすべて満たした上で、自分のことを真に愛してくれる女、それがオレのどうしても譲れないこだわりだったのだ。
いま、世間にはこの5条件すべてにあてはまらない女たちが増えているという。本はマンガしか読まず、趣味はパチンコという無教養な女がのべつまくなしに間食して夫を押しつぶすほどに巨大化し、仕事中も運転中もパチンコ中も間断なくタバコを吸いまくる。そんな女はたいてい醜女(ブス)だ。そして自分の夫を愛するどころか、保険金をかけて殺すことを本気で考えていたりするのである。そんな恐ろしい時代なのだ。やはりオレの5条件は正しかったのだ。
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