2003年09月27日(土) |
ハゲるくらいなら死んだ方がマシだ |
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大正製薬のリアップと言えば、最強の育毛剤らしい。自分で試したことはないのでなんともいえないが、とにかくミノキシジルとかが入っていてよく効くそうである。強力な薬には当然のことながら副作用があって、なんとこのリアップの副作用で死者が3人も出ていたと朝日新聞に書かれていた。高血圧が直接の引き金らしいが、それにしても、ハゲって命がけで克服するものだろうか。
出会い系サイトの女性の書き込みを見るとよくハゲ・デブお断りとある。とにかくハゲはデブと並んで女性に嫌われるモノの双璧なのである。そんな不幸な状態をなんとか克服したい。そのためにアデランスやアートネイチャーの助けを借りたり、マープ増毛法に頼ったりする男性は数多くいるわけだが、その一方で開き直ってスキンヘッドにする方もいる。どっちがいいのかはわからない。
3名もの死者を出した危険な発毛剤リアップ、しかしこの世には確実に存在するのである。
ハゲるくらいなら死んだ方がマシだ
という強い信念の持ち主が。そういう人の前では、3人死のうと3万人死のうと全く関係ないのである。しかし、3人というのはあくまで報告された症例だけである。実際はもっと大勢死んでるのかも知れないのだが、まさかその原因が育毛剤だとは思わないだろう。
ここで百歩譲ってデブ差別は許そう。また、バカを差別することも許そう。デブやバカというのはある程度努力によって克服可能であるし、オレは痩せているし、たぶんバカではないと思う。しかし、ハゲであるというただそれだけの理由で男を差別するような女は、こちらからきっぱりと拒否できるだけのプライドをオレは守っていたい。
まだちゃんと存在するオレの髪の毛は将来どうなるかわからない。ふと父親の頭髪の状態を見ると悲観的な気持ちになる。いくら75歳とはいえ、そこには大規模な山火事が鎮火した後のような無惨な荒野が広がっているのだ。それは確実に数十年後の自分の姿なのだ。その荒野を見ながらもオレは思う。
髪の毛よりも命が大事
そういうわけで、オレは当分の間、リアップなどに頼らずにせっせと海草類を食べ、ストレスを貯めないような生活をするのだろう。やはり健康が一番である。
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