2003年09月15日(月) |
おお、こんなアホがおったのか! |
携帯用URL
| |
|
宅間守のような無差別殺人や、ガキがホームレスを襲う面白半分の殺人といった凶悪犯罪は我々の心を落ち込ませるが、逆に救いようのないアホの起こす事件は我々を楽しませてくれる。サル程度の知能しかない人間というのは問題だが、やってることがサル並みのやつらは実際の所たくさんいる。
9月14日午前3時半ごろ、神戸市長田区で、たばこの自動販売機の商品取り出し口に手を入れ、しゃがんだまま動けなくなっている男を新聞配達員が見つけ、110番通報した。長田署員が駆け付けたところ、男が持っていた紙袋の中にたばこ43箱があり、盗んだことを認めたため、この男は窃盗容疑で現行犯逮捕しされた。ようするに商品取り出し口から中に手を入れてタバコを取り出すことに成功した男が、欲に駆られて何個も何個も取るうちに手が抜けなくなっただけのことであり、一言、アホ!で片づけられる程度の事件である。
しかし、この行為を笑えない人はたくさんいるはずだ。バブルがはじけてすでに経営破綻している企業にさらに不正な融資を行い、不良債権を増やして銀行を破綻に追い込んだ連中と、自販機から手が抜けなくなったアホと、どこが違うのだろうか。オレから見ればどっちもアホ!でしかないのである。どちらかといえば警察に引き渡せばそれで問題は片づく前者の方がアホの程度で言えばマシかも知れないのである。
後者のアホの場合、すでに数十億という実害が出ていて、その実害は国民の税金で穴埋めされてきたのである。前者を仮に1アホという単位で表すなら、後者は10億アホくらいのアホなのである。とにかくこれ以上やったらダメだという見極めができないアホは大いに迷惑なのである。もっとも、窃盗は多少に関わらず最初の一個からすでに間違った行為なのだが。
さて、頭の悪い人間に対してサル並みという差別表現をしたわけだが、実際のところ、人間の営みの多くはサル程度のものでしかないのである。ヤクザの闇金融から献金を受けていたあの亀井静香までが開き直って出馬している自民党の総裁選だって、しょせんサル山のボスの座をめぐった争い程度の意味しかないのである。誰がボス猿になったところで、官僚や議員共が既得権益を手放すわけはないのである。
前の日記 後の日記