2003年09月14日(日) |
老人は秋田を目指せ! |
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秋田県は老人天国なのである。なんと65歳以上の高齢者が人口の25.1%もあるのである。四人に一人が65歳以上なのである。石を投げれば高齢者に当たるのである。県民所得の多くの部分が年金なのである。その秋田県には不思議な制度を持つ自治体が多い。それがますます老人の秋田集中につながっていることは間違いなさそうである。
その制度というのは高齢者に対するお祝い金の存在である。羽後町では88歳、90歳、95歳になると10万円のお祝い金がもらえ、100歳にはなんと200万円のお祝い金が出ていたのである。さすがに200万は多すぎるということで2001年からは100万円に減額されたのだがそれでも十分すぎるくらい多い。
秋田県内では過去に60市町村で100万円以上の祝い金制度が存在したそうである。介護保険が始まった2000年以降に減額や廃止されたものもあるが、今も全市町村の3割にあたる21市町村ではそのまま継続されているのだ。今、日本には100歳を超えるお年寄りが2万人いるらしい。そのお年寄りはこんなすばらしい制度がある秋田県にどんどん移住すればよいのである。いっそのこと98歳くらいになったら秋田に引っ越して、無事100万円ゲットしたらさっさと帰ればいいのである。せっかく100歳まで生きたのである。こういう制度はどんどん活用するべきだ。
将来年金の給付水準は大幅に下げられるそうだが、100歳以上の人がこんなに多いことを思えば、それも仕方がないような気がする。20歳から60歳まで40年間国民年金を納めたとしても、65歳から105歳まで40年間もらえば払った期間ともらっている期間が等しくなるのである。長生きする人が増えれば増えるほど、年金会計は破綻するのである。将来の破綻を防ぐために政府はあれこれ考えてるみたいだが、こんなに長寿国家になってしまったら破綻もある程度仕方がないのである。破綻させたくないのなら老人がバタバタ死んで平均寿命が下がってしまうようなむちゃくちゃな政策を導入するしかないのである。そんなことはどう考えても不可能なのである。
オレもがんばって長生きして、98歳くらいになれば秋田に引っ越すのである。そのためにはまだ50年以上がんばらないといけないのである。
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