2003年08月10日(日) |
代理母だっていいじゃないか! |
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不妊治療法の一つで、夫婦の受精卵を第三者の女性に妊娠・出産してもらういわゆる借り腹について、厚生労働省は「禁止」の方向を打ち出してるわけだが、一般市民の4割以上は容認していることがアンケートの結果わかった。認めてよい理由として「病気の人でも子供を持てる」、認められない理由として「妊娠は自然であるべきだ」などが多かったとか。
これでは本音がまるで見えてこないのである。いったいどういうアンケートの作り方をしてるのだろうか。不十分な質問項目で役に立たない調査をしても事実は見えてこないのである。それに選ばれた5840人をいったいどういうところで抽出したのか。少なくともオレはその5840人には入っていないのである。
アンケートは作り方次第で全く違った結果になるものである。借り腹を容認する理由の中にちゃんと子供を産むのが面倒だからというのを入れてあったのか。今のように自分勝手なヤツが増えている時代、そういう情けない理由が実は多いかも知れないのだ。
ただ、オレの考えは全く別の所にある。将来の日本にとって最も大きな問題は「少子高齢化」である。子供が増えることにつながるのなら何でもなりふり構わずやるべきなのである。そこでこの「借り腹」=「代理母」なんだが認めてしまえば、働く女性にとって「お金を払って他の人に妊娠を代わってもらえる」という利点があり、またもう一方で「代理母という職業が生まれる」という経済効果ももたらすのである。
一回の出産につき200万円くらいの報酬を用意すれば、パートや内職よりもはるかに高収入である。出産経験のある女性に限るという条件で代理母を病院が募集し、定期的な健康診断を実施して危険のないようにすればいい。夫は外で働き、妻は代理母で家計を支えるというのがあってもいいじゃないか。
しかし、代理母を認めない理由の中に「人を生殖の手段に使う」というのがあって笑った。救いようのない馬鹿め。だったらサルやカバに代理母をさせられるのかね。実際の所、日本では年間に100万人近い胎児が堕胎されて命を絶たれ、子供が欲しくてもできない夫婦も数百万組いるんだぜ。
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