2003年07月28日(月) |
怪しいぞ、東京ドーム! |
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ミネソタ・ツインズの本拠地、メトロドームの元球場管理責任者のディック・エリクソン氏が、チームに有利に働くよう試合中にドーム内の換気装置を操作し、攻撃中にはホームから外野方向に風を送っていたことを告白したと地元紙が伝えた。
彼は「罪悪感はない。それがホームフィールド・アドバンテージだし、どのスタジアムも(ホームチームが有利に働くような小細工を)やっている」とコメントしたという。
昨年までニューヨーク・メッツの指揮を執っていたボビー・バレンタイン氏は、かつてテキサス・レンジャーズの監督をしていたとき、選手たちがメトロドームで守備に入るとホーム側から風が吹き、打席に立てば外野の方から風が吹いてくるという報告を受けていたとのこと。87年の9月、ホームベース後ろに設置されている送風管にテープの一片を貼って、実際に風が送られているか試したことがあったが、試合前にツインズのコーチにはがされて失敗に終わったという。
このような話を聞くと、もしかしてあの球場もそうじゃないかと疑ってしまう。言わずと知れた東京ドームだ。なぜ東京ドームではホームランがよく出るのか。ただの外野フライと思われた打球が、失速せずにそのままスタンドインする、いわゆる「ドームラン」が生まれるのはなぜか。
オレはまだ一度も東京ドームには行ったことがないのだが、その内部の風の動きはどうも気になるのである。この疑惑を払拭するためにドームの天井部分にはぜひ吹き流しをつけて身の潔白を証明してもらいたいのである。
ただ、そういう負け惜しみを必死で言いたくなるのは、阪神が対巨人戦にボロ負けしてきた昨年までのことであり、今年に限るなら別にドームに仕掛けがあろうとなかろうと関係ないのである。阪神がこうして勝っていればオレには文句はないのだ。ド−ムランを問題にするなら甲子園はどうなんだ。球場を埋め尽くした五万三千人の阪神ファンの念力がボールに力を与え、浮力を与えてスタンドまで運んでくれているかも知れないのだぞ。送風機の吐き出すちゃちな風よりも、阪神ファンの執念が飛ばす念力の方がはるかにボールを遠くまで運ぶような気がするんだが。
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