2003年07月17日(木) |
痴漢はやはり痴漢である |
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オレは満員電車が苦手でマイカー通勤している。朝のラッシュアワーの名物と言えばやはり痴漢である。大阪は男性乗客の痴漢率が全国で最も高く、ラッシュ時ともなれば一車両に必ず2、3人の痴漢がいるという。最近は女性専用車両の登場のせいで、通常車両に痴漢が出る率がさらに上昇しているらしい。通常車両なら触っていい!などと思ってる外道(頼むから死んでくれ)も多い。
痴漢行為ほど卑劣な犯罪はない。そんな行為をする男は罰を受けて当然だ。しかし、善良な市民がある日突然痴漢の濡れ衣を着せられ、職を失い家族に見放されという悲劇が起きたらどうなるのか。それこそオレがもっとも怖れる事態である。オレのように美女に囲まれ優雅な生活を送っている人間が、痴漢などというゲスな行為をするわけがないと常識で考えればわかるわけだが、被害にあって動転している女性には冷静な判断ができないことも多い。オレという善良な一市民を捕まえて「この人、痴漢です」と言うかも知れないのである。その危険を未然に防ぐためには、ラッシュアワーの電車には絶対に乗らないことである。電車に乗ったら女性の1m以内に近づかないことである。
そうやって自己防衛していても、何かの間違いで痴漢の汚名を着せられるかも知れない。そんなときに味方になってくれるのが「痴漢冤罪被害者ネットワーク」のはずだったのだが、なんとその代表者が痴漢だったのだから話にならない。電車内で女性のスカートの中を携帯電話で盗み撮りして捕まったとか。ネットワーク代表の長崎容疑者は都営地下鉄大江戸線の車内で、向かい側の席で大股開きで寝ていた女性のスカートの中を、カメラ付き携帯電話で撮影したという。その日は冤罪被害を訴えるビラを街頭で配った帰りだったというから笑える。オレは思わず殺人犯の小野悦男が支援者の協力で無罪を勝ち取った直後に庭から新たな死体が発見された事件を思い出していた。この恥ずかしさはそれ以上である。
それにしてもカメラ付き携帯のちっぽけな写真ごとき何が楽しいんだ。そんな光景は自分の目でしっかり見て脳内メモリーに焼き付ければよかったんだぜ。
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