2003年07月02日(水) |
鶴瓶のモロ出しの罪について |
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笑福亭鶴瓶(51)がフジテレビの生放送番組中、男性局部を露出したためにメール550件、電話で1000件以上の苦情が殺到したという。この開チン事件は「FNS27時間テレビ みんなのうた」で泥酔した鶴瓶が、寝ぼけたまま立ち上がったときに起きた。
さて、もしも局部を露出したのがキムタクならどうだっただろう。抗議ではなく「感謝」のメールや電話が殺到し、90歳の老婆が「ありがたやありがたや」と電話でお礼を述べていたのかも知れないのである。女性ならどうか? 泥酔した藤原紀香の布団をめくったら何も着ていなかったという事件が起きたらどうか? 少なくともオレは抗議など絶対にしない。もしも録画していたらそのテープを宝物にするだけのことである。この多数の抗議というのは、もしかしたら鶴瓶に対する差別かも知れないのである。公平に抗議するなら「世界ウルルン滞在記」にも抗議すべきだ。
「公然猥褻」という罪は公衆の前で裸になることが周囲の人に著しい不快感を与えるという理由から設置されてるはずだが、それほど不快な気持ちになるものだろうか。オレは学生時代に何度かモロ出し男に遭遇したが(当時のオレは髪の長い小柄な美少年だったので、女によく間違われた)、なんだこの粗末な物体は!と思ったくらいで、著しく不快になったことは一度もない。「男のアンタにはわからない!」と言われそうだが、実際のところ女のモロ出しねーチャンがいて、コートの前をはだけて美しい胸を見せられたら不快感どころか「生きててよかった!」と幸福感を味わいそうで、つくづく自分は情けない人間だと思う次第である。見せられる女性の怒りがわからなくて本当に申し訳ない。
これは想像だが「男性の裸を見ると気分が悪くなる」という現象は、後天的に刷り込まれたものであり、そういう醜悪なものを見せられたとしたら「キャー」と叫んで手で目を覆って指のすき間から見なさいと幼少時からしつけられてきたからそういう行動を取るのではないだろうか。だいたい半分の人間の身体にくっついてる器官を「醜悪」と決めつけるのは男性に対するひどい侮辱のような気がしてならないのである。オレの身体にもその醜悪なものはいちおう付いてるのである。差別しないで欲しいのである。
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