2003年06月19日(木) |
早稲田大学を差別するな! |
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早大生ら六人組の美人局グループが検挙された。このグループは、誘い出し役の女がテレクラに電話を掛けて獲物となる男性を誘い出し、ビジネスホテルで援助交際をさせた後一旦女が部屋を出て仲間と合流してから部屋に戻り、数人で男性を取り囲んで「オレの女に何しやがるんだ」と脅迫してクレジットカードや免許証、携帯電話を奪い取るという古典的な手口だった。B5二枚の用紙に丁寧に犯行マニュアルを作成していたところが笑わせる。
ただ、オレが気になったのは新聞の見出しの付け方であった。なぜ日大生ら六人や無職の女ら六人ではなくて早大生ら六人なのか。どうして早大なんだ。偏差値の高い大学生の犯罪にした方がインパクトがあるということか。朝日新聞では「早大生など六人」と書いていたが、日大や無職をなどでひとまとめにしてしまうのは乱暴すぎないか。日大生は怒れ!
朝日新聞はこのなどという言葉にさまざまな含みをもたせるのが大好きである。ずいぶん昔の事件だが「胸などを触り」と書かれていたので痴漢事件かと思ったら、真相は悪質なレイプ事件だった。それを単純に「など」で片づけてしまうのだから、朝日の読者は想像力を駆使して文字の背後にある事実を読みとらないといけないのである。
もしも犯行グループに東大生が混じっていたら、東大生ら六人となっていただろうし、慶大生が混じっていたら慶大生ら六人となっていただろう。おそらく複数の大学生が関与している犯罪の場合、もっとも偏差値の高い大学に代表させるという暗黙のルールが存在するのであろう。そのように考えると、偏差値の高い大学というのもかえって窮屈な存在である。
さて、このグループの手先として誘い出し役をしていた20歳無職女の名前や顔写真を公開しないのはなぜだ。同じ20歳でも早大生の方は氏名も学部も公表されている。男だけをさらし者にするのは男女差別じゃないか。男も女も同じように顔も名前も公開すべきである。早大生だからと名前や顔を公開したことは明らかな差別であり、このような不公平なマスコミ各社に対して大学当局は厳重に抗議すべきである。「平等に扱え!」と。
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