2003年06月17日(火) |
なにが、「イラクとクソ」法だ? |
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闇金融業者からの取り立てに苦しんだ老人3人が、JR大和路線で鉄道自殺した。新聞では「たった一万円から利息が膨らみ・・・」とある。どうしてそんな書き方をするんだ。一万円は大金じゃないか。マクドの59円ハンバーガーは値上げ前なら161個も買えたんだぞ。少なくともオレにとって、一万円というのは見ず知らずの人にあげることができるようなはした金ではない。
「たった一万円」と言える人間は、道ばたのホームレスに意味もなく一万円をあげることができる人だけだ。追いつめられていたその老人たちが隣人だったとして、迷わず一万円を差し出せる人間がいったいどれだけいるんだ。この飽食の国日本では、無能な経営陣によって破綻した一私企業である銀行を救済するための2兆円はあるが、障害者手帳を持つ老人がその日を暮らすための一万円がないのである。
クソ官僚どもは自分たちの利権を守ることに汲々とし、そうして国民から収奪した税金は、アメリカが勝手に破壊したどこかの国のために使われる。そのためにわざわざイラクとクソ法(イラク特措法)という法律まで整備して便宜を図ってやる周到さだ。必要な税金が集まらなかったら今度は財産税と称してタンス預金まで巻き上げようとするとはあさましい根性だぜ。
そうやってふんだくった税金で、今度はサンゴの海を埋め立てて作る軍用空港を造るのか。思いやり予算と言って米軍の強姦野郎どもに快適な住宅を建ててやるのか。自分が支払った税金がこんな情けない使われ方をするくらいなら、良心的納税拒否という方法も取りたくなる。源泉徴収というとりっぱぐれのない形でがっぽり国にむしられるオレが、来年の確定申告の時に「良心的納税拒否」という主張をすれば、払った税金は一旦全額還付してくれるのかね。
オレはこれまで一度も脱税などしたことのない善良な市民だが、情けない税金の使われ方を見るたびにアホらしくてはらわたが煮えくり返るんだぜ。見ず知らずの人に一万円をあげることのできないこのオレが、国家という顔の見えない胡散臭い奴等にその何十倍というゼニをぼったくられてるんだ。国民からそうして収奪したゼニを官僚どもは「たった50兆か」などとほざいてるのだろうか。
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