2003年06月16日(月) |
阪神が優勝したらアカンのか! |
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この17年間というもの、オレのようなコテコテの阪神ファンにとっては不遇の日々であった。阪神はPL学園よりも弱いという罵倒文句はもはや定番とされ、まるでセリーグのお荷物のように毎シーズン定位置の最下位にあえいできたからである。「阪神の選手は野球が苦手なのでしょうか?」と問題発言をした女子アナもいたくらいである。
どうしてそんな弱い球団のファンになったんだと突っ込まれそうだが、子供の頃のオレにとってのヒーローは、長島や王や星飛雄馬ではなく、江夏豊であり村山実であり花形満であったのだ。
最終戦で阪神が0−7で巨人に敗れて優勝を逃し、巨人がV9を達成した日、オレはラジオを聴きながら悔し涙を流していたんだ。確かに85年に優勝の感激は味わえたが、それからさらに17年間はまたしても不遇の日々だった。昨年も5月までは「絶対優勝できる」と思っていただけに終了時の落胆は大きかった。もうそんなことはない。今年こそは阪神が優勝だ。2位を9.5ゲーム引き離し盤石の独走態勢だ。そう信じるオレにとって、許せない記者が一人存在する。それは、夕刊フジ編集委員、江尻良文である。彼は、巨人が引き離されて面白くなくなったペナントレースの救済策として2シーズン制を主張する。
「ファンの野球離れの加速の理由の一つに、長い1年間のペナントレースの結果を待っていられないというのもあるだろう。超スピード時代の今の世の中だからこそ、前期、後期に分けた2シーズン制はマッチしているといえる。」
そんなに阪神の独走が許せないのか?そんなご立派なプランを持ってるのならなぜ巨人が独走してつまらなくなったシーズンに言わなかったんだ。この江尻氏は別の記事の中ではプロ野球オールスター戦のファン投票の結果について触れ、川崎憲二郎投手(中日)への投票を勧めていた。投票の目的は星野監督への単なるいやがらせである。故障のために全く一軍登板のない投手に投票するという情けないイタズラを、新聞というメディアの上で堂々と誘っているのである。この愚劣さはネットでレイプ仲間を募った外道と本質的に変わらない。夕刊フジってそんなに情けない新聞だったのか。もう絶対に買わないぞ。
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