2003年06月10日(火) |
うそつくなコラ、道路公団幹部! |
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道路関係3公団の2003年3月期の財務諸表が発表になった。とっくに債務超過状態で実質は破綻しているはずなのに、なんと道路公団は5兆円を超える資本金・剰余金が計上されている。どこをどうごまかしたらそんな数字になるんだ。そこまでして新しい高速道路を造りたいのか?おまえらのやってることは、消費者金融で借金に借金を重ねてクビがまわらなくなった馬鹿が、買い込んだガラクタを見せて「これって買った時の何倍にも値上がりしてるんですよ。もっと買わせてくださいよ!」とほざいてるのと同じだぜ。
一日に千台くらいしかクルマが走らない道東自動車道(ムネオロード)にいったい何千億かかったと思ってるんだ。手抜き工事の道路や橋やトンネルをまさか建設費そのままの金額で「資産」として計算してるんじゃないだろうな。将来の修理費は含んでるのかい? 30年前に造った東名高速を、現在建設すればこれだけかかると時価で資産に計上しているし、姑息なごまかしはやめてくれよ。
特殊な工法でいくら経費がかかった建造物であっても、その価値はどれだけの収益をあげられるかで決まるんだ。1兆円掛かった道路が年間に300億円の売り上げでも金利分にしかならないんだぜ。単純な計算だが年に500億円売り上げてやっと50年かけて借金を返せることになる。ただしこれは経費がゼロだった場合だ。実際は国土交通省からの天下りの連中に払う報酬やら維持費などのコストがかかるから売り上げはもっと必要だろう。
本州四国連絡橋公団を含めた四公団合計の負債残高は40兆円。これを返していくのにいったいどれだけの収入があればいいのか、金額があまりに大きくて想像もつかないぜ。建設後30年以上経過している橋脚やトンネルはそろそろ手抜き工事のおかげで崩れはじめるだろうし、その修理にこれからたんまりゼニがかかるだろう。バブルの頃に騙されて買った1億円のマンションの市場価格が1500万にまで下落したとすれば、ローンの残債だけではなくて値下がりの損害8500万も背負ったことになるんだ。道路以外に転用のしようがない道路公団の持ち物にどれほどの資産価値があるというのか。こんな嘘つきばかりの公団はとっとと解体して、高給取りの天下り役員どもはみんな料金徴収員に回して働かせろ。
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