2003年05月29日(木) |
地震よりもパチンコが気になる副知事殿 |
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新幹線の橋梁さえ破壊するほどの大きな被害をもたらした三陸南地震(宮城県沖地震が正しいのか?)では秋田県内は最大震度が震度5弱で、6人の重軽傷者が出た。その激しい揺れのさなかも平然とパチンコを続け、公用車に秘書を待たせていたという肝っ玉の据わったお方が居た。秋田県の千葉隆副知事である。税金で雇われている副知事の秘書の職務内容には、副知事のパチンコ中にはクルマで待つということも含まれるらしい。
県総合防災訓練の最高責任者でもある千葉副知事は、「この地震はたいしたことない」とパチンコをしながらでも即座にわかるほどの有能な方でいらっしゃったようだ。まさに秋田県民の宝である。今回の地震では大きな揺れに慌てて逃げようとし、けがをしてしまうケースが目立ったという。「いきなり飛び出したりせず、その場で冷静に行動することが一番」と、各県の防災担当者は口をそろえる。その意味では、千葉副知事はまさにうってつけの防災責任者だった。関東大震災を控えた東京都にこそ必要な貴重な人材である。
千葉氏ご本人はくだらない副知事職よりも趣味のパチンコに専念してパチプロを目指したいとの希望が強いようだが、これほど有能な方を県庁から去らせてしまうことは県民にとっても大いなる損失であり、さすがにそれだけはと知事は激しく慰留に努めているらしい。
有能な政治家の条件とはやはりなにごとにも動じないことである。思い出すがいい。宇和島水産高校の実習船愛媛丸がアメリカ軍潜水艦に粉砕され、日本中の人々が怒りの声をあげた腹立たしい事件の時でさえも、森喜朗首相は平然と賭けゴルフに打ち興じていたじゃないか。普通の人間なら仰天してホワイトハウスにすぐに電話を入れてしまうところだが、落ち着いてホールアウトまでプレーを続けたところはやはり森喜朗がただ者ではないことの証拠だった。
千葉副知事はこれまでも時間つぶしのため4、5回公用車を待たせてパチンコをしたことがあったという。そんなにヒマな仕事なら副知事など廃止してしまえば無駄な俸給も支払わずに済むと思うのだが。
少なくともオレにはパチンコ屋のような不健康な場所で時間つぶしをするようなヒマはない。全く副知事という仕事がうらやましい限りである。
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