2003年05月17日(土) |
オレがパナウェーブ教祖だったら |
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ワイドショーで大人気の白装束集団パナウェーブ研究所だが、1977年に登場した千乃正法会の教祖千乃裕子サマはこれまでの26年間いったいどんな活動をしていたのだろうか。とうてい世間からは受け入れられないカルト教団としての生きる道を考えたとき、それだけの長い時間があれば自分たちのパラダイスを日本のどこかに実現できていたはずである。
オレは宗教団体の教祖になる気持ちなど毛頭ないが、もしもオレが教祖様だったとしたら、自分たちの集団を存続させるためにどんな方法を用いればよいのかと考えてみた。自由に活動できる拠点を確保するためにはどうすればいいのか。どこかの村や町を乗っ取ってしまえばいいのである。そのための条件はこの3つだ。
1、自治体の人口規模が小さいこと。
2、大都市からそれほど離れていないこと。
3、住宅を建設するだけの土地が確保できること。
乗っ取る村を決めたら、時間を掛けて少しずつ信者をその土地に潜り込ませるのである。大規模なニュータウン建設などがあれば新住民を全員自分たちの教団でかためてしまえばいい。そして10年以上掛けてじわじわと村のさまざまなシステムに食い込んでいく。村役場に勤めるとか、村の郵便局の職員になるとか、村の小学校に勤務するとかいうふうに。すべては秘密裏に進行させるのである。
信者が村の人口の過半数を占めた時点で一気に村会議員選挙に打って出て、同時に教祖を村長に選んでしまうのだ。さて、こうして合法的に乗っ取った村には当然のことながら国から交付金が下賜されるのである。活動の拠点を確保できるだけではなく、活動資金まで手に入るのである。もうそうなればなんでもやり放題である。もちろん信者以外の住民は反発するだろうが、議会も村長も信者でかためられたらもはや手出しできないのである。信者でない住民が逃げ出せばますます信者の比率が高まってしまうのである。議会だけではなく、村にある学校も病院も郵便局もすべてを乗っ取ってしまえばもはやその村は自分たち教団にとってのパラダイスである。このくらいの深謀遠慮を持って千乃裕子教祖が活動してくれば、今のように流浪することもなかったわけだ。
教祖様を電磁波から守るといいながら平気で携帯電話を使う矛盾したあの白装束集団は、これからいったいどこへ行くのだろうか。
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