2003年05月16日(金) |
仰天!枚方ぼったくり病院 |
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ぼったくりと言えば風俗店の専売特許だと思っていたが、最近では別の業種にもどんどん広がってるようだ。ぼったくりカラオケ、ぼったくり美容院、ぼったくりエステなどどんどん新手のぼったくりが出現する。しかし、病院のぼったくりには正直このオレもびっくりである。以下、毎日新聞の記事にあったできごとである。
5月3日の夜、急患として枚方市民病院に運ばれた三歳の男の子が足の指に刺さった長さ1.5センチのトゲを抜く数分間の処置を受けた。請求額が17700円だったことに仰天した母親が伝票を確認したところ手術料が28400円と記載されていた。あまりの高さに母親が苦情を伝えると、30分後に職員が「お安くなりました」と請求額を7710円に下げてきたのであきらめて支払ったという。
もしかしたら高級な寿司屋と同じで、「時価」だったのかも知れない。
この病院では医療過誤や看護記録の改ざんといった不祥事が相次いだために、4月からカルテの全面開示をスタートさせるなどして全国的な注目を集めていたという。今回の事件でぼったくり病院として、世間の認知度はさらに増したわけだ。
しかし、客に対して料金を明示している病院があるだろうか?そこに今回のぼったくりの罠が潜んでいたわけである。オレに言わせれば努力がなさすぎる。いっそのこと「明朗会計」「ポッキリ料金」を売り物にした病院を登場させてみればどうだ。電飾式の看板で「風邪1000円!」「堕胎10万円」などと入り口に表示したらお客は安心だぜ。
実際のところ医者の技術や経験には差があるわけだから、高いけど名医だとか安いけどヤブ医者だとか、選択肢をいっぱい用意してくれる方がありがたい。ただの風邪だからヤブ医者でもいいとか、ガンかも知れないからちょっと奮発して名医に診てもらおうとか。もちろん名医だけど安い先生とか、ぼったくるけどヤブ医者とかがいたっていい。いずれ自然淘汰が進むだろうし、客がバタバタ死ぬヤブ医者はすぐに商売にならなくなるだろう。しかし、税金で運営されている市民病院がぼったくりとは、枚方市民はかわいそうである。自分の住んでいる街でなくて本当によかったぜ。
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