大型犬は存在そのものが迷惑である。その迷惑なものを飼ってる飼い主は、その迷惑を世間様に絶対に及ぼすことのないよう、細心の注意が必要であるし、それができないような無責任なヤツは、あきらめてチワワを飼えばいいというのはオレの持論である。
ただ、オレの想像していた迷惑とは、人間を追いかけ回したりかみついてケガをさせたりという類だったが、まさかこういう迷惑な犬が出現するとは夢にも思わなかったぜ。事実はオレの想像力をはるかに超えていた。
5月14日午前6時15分ごろ、大阪市北区の地下鉄南森町駅で、大型犬が改札口を通ってホームに突入した。ゲートの下をくぐっていったのだろう。駅員3人が捕らえようとしたが、犬はそのまま南の北浜駅方面に向かって軌道上を逃走した。北浜駅でも捕まえることができず、次の堺筋本町駅を過ぎて100m過ぎた地点でやっと6人の駅員に取り押さえられて警察に引き渡されたという。30分の大捕物の末のことである。犬の種類はアフガンハウンド(体高1m、体長1・3m)で首輪はついていたそうだから野良犬ではない。
こんなでかい犬を放した馬鹿は誰だ?
犬が前を走ってるために直後を走る電車は徐行、結局上下六本の運行が取りやめとなり、地下鉄堺筋線に相互乗り入れしている阪急京都線の電車も9本が一部区間を運休、160本に遅れが出て、15万人の足に影響が出た。その損害を金銭に換算したらいったいどれだけになるんだ。
やい、地下鉄の運転士よ、その迷惑なクソ犬をどうして轢かなかったんだ?そんなところに入ってくる犬の方が間違ってるんだろう。おまえが「犬がかわいそうだ」という間違った判断をしたために、どれだけ多くの人が迷惑したと思ってるんだ。もしも犬に知恵があれば線路の間に身体を伏せてやり過ごそうとするだろうし、単なる馬鹿犬なら轢かれて死ぬというただそれだけのことである。そんな馬鹿犬の飼い主は恥ずかしくて名乗り出てこないだろうし、賠償を請求をされるのがわかっていて名乗り出ることもないだろう。それにしても本当に迷惑な犬である。迷わず、「日本一迷惑な犬」と呼ばせてもらうぜ。
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