2003年04月29日(火) |
地理知らずのバカに天誅を! |
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「話を聞かない男・地図が読めない女」というベストセラーになった本があった。本の中では男女差の大きなものとして空間能力のあるなしがあげられている。オレも一度これを立証する興味深い場面に遭遇したことがある。日本橋の横断歩道で立ち止まって信号が青になるのを待っていたとき、目の前で女性がメモをとっていた。野次馬根性の旺盛なオレはついついそのメモをのぞき込んでしまったのだが、なんと彼女はあたりの目標物を地図にするのではなく、文章でメモっていたのだ。「ソフマップ4号店の隣に喜多電機、その隣がニノミヤ」という具合に。
しかし、地理音痴はどうやら女性の専売特許じゃなさそうである。地理を知らない子供がどんどん増えているようなのである。学習用の地図帳を出版している帝国書院が小学校の高学年を対象に、47都道府県名とその場所をどれくらい知ってるかを調査したところ、正しく答えた率が50%を超えたのは11都道府県しかなかったのだ。日本地図を見て、大阪府の場所を正しく答えられたのはなんと50.8%しかいなかったのである。半分の生徒は大阪を知らないのだ。
山梨や福井という辺境の地が3割以下というのは仕方のないことである。死ぬまでに一度も訪れない可能性が高いからだ。しかし、こともあろうに大阪を知らないとは何事だ!そんな非国民は道頓堀に突き落として身体でわからせてやれ。
大学受験で地理なんて科目を選ぶヤツがほとんどいないことを考えれば、ここから改善が進むことは期待できない。そうするとこの数値はそのまま若者世代にあてはまることになる。以前に見たテレビ番組で女子大生やOLの馬鹿さ加減をおちょくるために、街頭インタビューして四国の四県を答えさせるなんて企画があったが、それが正解できるのは実はたいしたことだったのである。ただ単にバカの方が多いというだけのことだが。
このような絶望的な状況を改善するためにはどうすればいいのか。子供をどんどん旅行させればいいのだ。また、地名を覚えられる便利なゲームもある。プレイステーションで「桃太郎電鉄」などをやらせればいいのだ。ゲーム自体が面白いから熱中している間に知識が深まる。いっそのこと、学校教材に採用すればどうだ。
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