2003年04月18日(金) |
ケツに火がつくクルマ、それはボルボ |
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最近のクルマは快適になっていて、椅子にもヒーターが内蔵されていてケツを温めてくれるらしい。腰を冷やしたくない女性などは大歓迎だろう。ただ、オープンカーだったらそういう装備の必要性もわかるのだが、密閉された普通のセダンでそんな装備が必要なのかとも思う。冬にオープンカーを走らせるのは勝手だが、つき合わされて寒さの中のドライブを強要される女性はかわいそうだ。そんな無粋な野郎とは別れてオレの助手席に乗ってくれ。
さて、自動ケツ洗い機(別名ウォッシュレット)を実用化して、世界一お尻に優しい国民と思われている日本人だが、クルマのシートヒーターの普及度はどの程度なんだろうか。少なくともオレはまだ一度もそういうクルマには乗ったことがない。スピーカーを組み込んであって重低音が響くシートはあったと思うが、かえって低周波の振動で身体に悪いような気もする。
寒い朝に尻が温かいのは確かに歓迎だが、それにも限度がある。ケツに火がつくなんて言語道断だ。尻に火がついたなんてシャレにもならねえぜ。
兵庫県尼崎市を走行中のボルボS60(2001年式)のシートから発火して運転していた男性がやけどをするという事故が起きていたという。被害にあった男性はこのように語っている。
「車内に排ガスのような匂いがし、太ももの当たりが熱くなった。シート表面に黒い点が浮かんで燃えてきたので、慌てて手で消しながら路肩へ急停車した。」
なんとも恐ろしい話である。下手をすると命に関わる故障だ。なんてひどいクルマを売ってるんだ。そんなクルマは、下手な駄洒落で恐縮だが、ボルボじゃなくてボロボと言わせてもらうぜ。
今回のように焼けたのがケツならまだいい。もしも皮膚の薄い玉袋だったらどれほど痛いことか。中味の睾丸が損傷を受けたらどれほど大きなダメージになるだろうか。オレが被害者なら絶対に許さんぞ。
ボルボの別の車種では同様の故障でリコールが届けられていて、国土交通省では輸入元の会社から事情を聞いているという。ケツに火がつく欠陥車ということで、今日本中の外車ディーラーではキャンセルが相次いでるのだろうか。
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