2003年04月01日(火) |
ピンクおばはん復活 |
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物事にはすべて「旬」というものが存在する。人間にもこの旬は存在して、女性の場合は一般的に18歳〜35歳くらいと言われるが、個人差が大変大きく、特に吉永小百合のような美女の場合は50年近くこの旬の時期が継続すると言われる。旬を過ぎてしまった女性は、年増、熟年、おばはん、大年増、などと呼ばれるわけだが、徳川家康のようにそのあたりを好む男性もいるわけだから世の中は不思議だ。
さて、その昔トップアイドルとして君臨したあのピンクレディーのお二人の場合、旬の時期はいったいいつだったのだろうか?少なくとももうとっくに終わってしまったことだけは間違いないとオレは断言する。そのピンクレディーが22年ぶりに復活するらしい。すでに二人とも45歳、さきほどの分類でいけば熟年あたりが相応しいだろう。それがあろうことか、「60歳までミニスカートで歌っていたい」などと話しているらしい。そんなことはオレは絶対に認めないぞ。それは文化の破壊だ。
ソフトクリームを食べながら歩くのがオシャレなのは若い頃のオードリー・ヘップバーンだからであり、同じことを90歳の老婆がすれば「ただの行儀悪いババア」ということになる。まあ、このような暴言を吐いているこのオレもとっくに「若者」とは言えない年齢に突入していることは事実なんだが。
たまにテレビで昔のアイドルの今の姿を特集したりすることがある。見ない方がいいのに、ついつい見てしまっていつも後悔してしまう。記憶の中のアイドルは不変だが、変わり果てた現在の姿を見てしまうことで、大切に心の中に保存していたイメージが上書きされて消えてしまうのだ。まるで、パソコンの誤操作で大切なデータを上書きで消去しちまったような悲哀を味わうのだ。
まだ自分が中学生や高校生の頃に好きだったアイドル、その頃に好きだった片思いの相手、そんな心の中の宝物は死ぬまで宝物のままで残しておくべきだ。10年に一度開催される高校の同窓会には必ず出席してるのだが、自分が密かに片思いしてた女性はついぞ現れたことがない。もしかしたらそれは幸福なことかも知れないとオレは思っている。
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