2003年03月28日(金) |
温暖化防止はデブ対策から |
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どうしてクルマはどんどん巨大化するんだ。今度モデルチェンジするプリウスは全幅が1750ミリもあるという。あの省エネカーを3ナンバー化させていったいどうするんだ。そもそも今の5ナンバー枠だって、5人乗るには十分な広さだろう。4人しか乗らないのなら軽自動車でも十分だ。オレが学生の時に初めて買ったクルマは初代いすゞジェミニだったが、全幅は1590ミリしかなかったぞ。それでもオレのような小柄な人間には十分すぎる広さだった。トランクも広いし実に便利だったのに、いつのまにかジェミニは消滅し、それどころかいすゞ自動車そのものが今は消滅しかけている。かつて「間違いだらけのクルマ選び」という雑誌で徳大寺有恒が絶賛したあの佳作車ももうほとんど目にすることはない。あんな素敵なセダンはもう二度と登場しないだろう。
それにしても、どうしてそんなにクルマの広さが必要なんだ。わざわざデブに便宜をはかってやる必要はないだろう。太ったヤツは自分の巨体に合わせてデカいクルマを買えばいいんだ。ばかでかいアメ車が今は安く買えるじゃないか。そんなふうにちゃんと自己負担させろ。とりわけ大衆車はデブのことなど考えなくてもいいんだ。
座高(あえて身長とは言わない)の高すぎるヤツも同様だ。クルマを運転するとき、オレの頭上には大きなリンゴが入るほどの空間が空いている。この隙間を小さくすればもっと全高の低いスポーティなスタイルになるだろう。身長2mなどというデカ過ぎるヤツはオープンカーに乗るか、サンルーフから頭を突き出せばいい。
まあオレのような小柄な人間を基準にするのは極端すぎるが、標準体型の人間だけが乗るという基準でクルマを小さくするならどれほどの省エネになるだろうか。文句のあるデブはダイエットすればいいのである。そもそも通常の人間よりも大量の食糧を必要とし、多くの汗とCO2を排出しているデブの存在そのものが地球温暖化の一つの要因なのだ。隣にデブがいるだけでも暑苦しいことから明らかだろう。地球温暖化防止策は、植林や低公害車の開発というカネのかかる方法だけとは限らないのである。
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