2003年03月11日(火) |
なんだ、裁判官は素人にもできるのか? |
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コンビニ強盗やひったくりは、盗まれた金額が少額であって、迷惑を掛ける相手が直接の犯罪被害者だけに限定される割には、けっこう重い罰が与えられる。逆に政治資金規正法違反や、収賄罪を行った政治家への刑罰は異常に軽く、実刑判決になることはまずない。国家や国民に与えた精神的なダメージや金銭的損害の大きさを思えば、この量刑はきわめて不公平なのだが、法を作る連中が自分たち政治家に有利な仕組みにしてるのだから仕方がない。こうした実態を改善するためとは思えないが、あまりにもお馬鹿な最近の裁判官たちの常識のなさに嫌気がさしたのか、3月11日に政府の司法制度改革推進本部は、重大な刑事事件の裁判で一般国民から選ばれた「裁判員」が裁判官と共に被告人の有罪無罪や量刑を決定する新しい制度の試案をまとめた。
この裁判員だが、なんと一般国民からくじで選ばれるらしい。なんということだ。くじで公平に選ぶのなら、オレのような極端に過激な思想の持ち主で、「悪いヤツはどんどん死刑」という主張を行う者にまで裁判員の当番が回ってくる可能性があるのだ。なんだかワクワクしてくるぜ。
試案によると、「裁判員は選挙権を持ち、中学を卒業していることなどが要件」だとある。これならオレを含めてほとんどの日本国民は該当するぜ。検察官、弁護士、警察官、国会議員も対象外だそうだが、オレがこれからそれらの職業に就く可能性はない。ますます裁判員になれる可能性は高まったぜ。早く制度を導入して、オレを裁判員に呼んでくれ。仕事を休んで飛んでいくぜ。
政治家のカネにまつわる事件は判決を聞くたびにいつもやりきれなくなる。あまりにも軽すぎる刑罰で。しかもほとんど執行猶予付きじゃねえか。そんな理不尽なことを許してたまるか。日頃政治家の悪行三昧に対して怒りを覚えてる国民は多いだろう。たまたま裁判員のメンバーが正義感の強いメンバーでそろう可能性もある。その中の一人がオレだったら痛快だなぁ。裁判員の満場一致で懲役20年ということになったりして(笑)。税金を自分のカネと勘違いしてるあの連中に正義の鉄槌を浴びせるためにも、この制度はぜひ実現していただきたい。
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