2003年03月10日(月) |
オレに任せろ、緊急株価対策 |
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政府が緊急株価対策として、日銀に株を買わせたりしようとしてるようだが、はっきり言って証券会社まかせの株価対策など無駄の一言に尽きる。日経225平均に組み込まれた株をちょこっと1兆円ほど銀行から買ってお茶を濁して、そのまま塩漬けにして放置しても株価に影響など出るわけがないだろう。どうせなら50兆円くらい使って派手に仕手戦をおっぱじめてみろ。もしもオレに株価対策をまかせて50兆円の資金を使わせてくれるなら、日経平均を半年で倍にしてやるぜ。しかも使った50兆円はちゃんと増やしてから国庫に返納してやらあ。
オレが日銀総裁として株価対策を任されたなら、50兆円の資金を持ってまずは「値上がりすべき理由のちゃんと存在する優良株」をちょこっと買い始める。じわじわと上昇すると今度は派手にマスコミに流す。政府主導、日銀主導の国家的プロジェクトとして仕手戦が始動すると宣伝しまくるんだ。小金を持ってる連中はあわてて乗り遅れまいと便乗買いしてくるだろう。もちろんそのときにはすでに売り抜けてさっさと利益を確定しておく。暴落しない程度に時々買い注文を入れながら適正価格に導く。これでより多くの人を株式投資の世界にまずは引き入れるんだ。安値のうちに仕入れてるから日銀の手持ち資金はかえって増えている。
さて、今度は第二段階の仕込みである。老舗企業だが最近低迷している株のいくつかに大量の買い注文を入れ急騰させる。こうなると投資家は「これから上がるのはどこだ」と必死でいろんな低位株に投資することになる。投資家のサクラも登場させる。ぼくは1ヶ月で資金を100倍にしましたなどという人を新聞やテレビで紹介し、みんなの投資熱をあおる。こうして1400兆円と言われる国民金融資産の株式への移転を進めていくのだ。きっかけさえ作ればみんな勝手に投資してくれる。「今株を買えば儲かる」とみんなに思わせればいいのである。
大量の買い注文を成り行きでぶつければ株価は勝手に上昇する。50兆円の資金があれば思い通りに株価を操作できるだろう。外資が売り浴びせてきても日銀がどんどん紙幣を刷って買い支えて値上がりさせればいい。逆に外資からふんだくれるんだぜ。どうだ、オレに仕手戦をやらせてくれよ
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