2003年02月28日(金) |
剃ってもらうなら、観月ありさだ |
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ヤクザが病院に拳銃を持って押しかけ、副院長を殺そうとして、止めに入った看護婦さんを射殺するという事件が堺市であった。しかし、オレは新聞の見出しの文字がどうも気になった。それは看護師長という名称である。悲しいことにオレはその文字からむくつけきオッサンの姿しか連想できなかったのだ。新聞で犠牲になられた田中愛弓さんの写真を見てはじめて勘違いに気が付いた。ちゃんと昔風に言えば看護婦長さんだよな。どうしていつのまにか看護婦を看護師と呼ぶようになったのだ。それでは男女の区別がつかないじゃないか。なんて不便なんだ。
他にもこういう性別不明になっちまった名称は多い。保母や保父がいつのまにか「保育士」だ。産婆はいつのまにか「助産士」だ。男女同権だかなんだか知らないが、名前を一緒くたにしたらそれで同じ権利になると考えてるのか。違うものは違うんじゃ!ややこしい名称は作らないでくれ。ついでに男の助産士にも絶対反対。変態さんになられたらやっぱりマズイだろう。
職業に対する差別だという理由でさまざまな言葉が新聞や雑誌から追放されてしまってる。床屋や郵便屋はダメで、理髪師や郵便配達夫と呼ばないといけないらしい。言葉を変えたところでその職業の価値が変わるわけでもないだろう。あんたたちは床屋や郵便屋と呼ばれるのがいやなのか?自分の職業に対する誇りはないのか。女中や女工もだめでお手伝いさんや女子工員と言い換えさせられる。そういう言葉のごまかしは、売春を援助交際と呼んで軽い行為と見なしていることと本質的には同じだ。女中を差別している人間は当然お手伝いさんも差別するだろう。人間性の問題を言葉で解決しようとするのがそもそも間違いなんだぜ。
「看護婦」という言葉から連想されるのは観月ありさのようなキレイなお姉さんだが、「看護師」からは柄本明のようなうらぶれたオッサンの姿が目に浮かぶ。観月ありさと柄本明を一緒くたにされることをオレは断じて拒否する。入院したとして、誰でも柄本明よりも観月ありさに注射や浣腸や剃毛をしてもらいたいに決まってるじゃないか。
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