2003年02月10日(月) |
将軍様、ベンツを売ってください |
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北朝鮮はこの冬の食糧危機が大変深刻だそうだ。餓死者が出るというのは誇張でも何でもないらしい。もう十年も前だろうか。ロシアが食糧危機だと宣伝され、モスクワの市民が明日のパンもないとほざきながらみんなブクブク肥満していたのとは違う。帰国者はみんなガリガリだ。国民が飢えてるというのに相変わらずノーテンキな将軍様は今日も贅沢の限りを尽くしている。大量に余ったコメを買い付けて農協に恩を売り、そのコメをこれまで北朝鮮に援助物資として送ってくれたあの鈴木宗男先生も残念ながら塀の中にいる。核開発で脅しても日本政府は動かない。テポドンの2,3発をぶっぱなしてやろうかと物騒なことを考えてるかも知れない将軍様だが、カネに換えられるモノがちゃんとあることを忘れていないか。
1998年、北朝鮮はベンツSクラス200台を購入している。一台1000万円として、20億円である。国民に満足に食わせることもできない貧乏な国がすることとは到底思えない。あまりの金額にダイムラー・クライスラー本社もびっくり仰天だったそうだ。ろくに道路も整備されず、たいしたハイウェイもない国でいったいどこを走らせるんだい? それとも、それ以外に権威を誇示する方法を知らないのか。贅沢品はそれにとどまらない。酒好きの将軍様は高級ワインも買いまくっていたらしいからなぁ。今は量は減らしてるようだが。
20億円のカネがあればどれだけコメが買えるだろう。何も日本で売られてるような高価なコメなど買う必要はない。援助物資に日本のコシヒカリを送るのは、難民キャンプにキャビアや数の子を届けるようなものである。価格の安いベトナムやインドネシアで買い付ければ10万トン以上のコメが買えるはずだ。それで十分じゃねえか。
さしあたって将軍様のやるべきことはただ一つ、万景峰号にベンツを満載してきて、新潟でそいつを叩き売ってカネに換え(どうしてもクルマが必要ならそこで中古の軽自動車でも買え!)そのカネで東南アジアで食糧を買い付けることだ。船からあふれるほどのコメを満載しながら帰還して、「マンセー! マンセー!」の歓呼の声と美女軍団に迎えられながら凱旋帰国するんだ。いや、美女軍団にも稼がせろ。彼女らが日本でキャバクラ嬢になったら、その店は大繁盛すること間違いなしだぜ。
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