2003年01月20日(月) |
障害者を食い物にする天下り役人 |
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群馬県高崎市に「国立コロニーのぞみの園」という知的障害者入所施設がある。国が管理する唯一の重度知的障害者用施設で、昨年10月時点の入所者数は511人、役・職員数は315人もいる。極めて恵まれた環境の施設である。役員は厚生省OBが天下っていて、高額の報酬をもらっているが障害者のお世話をするようなことはなく、クソの役にも立たないジジイばかりである。もしかしたらそのジジイどものために送迎用の高級車が用意されてるかも知れないが、そんなことでしか威厳を示せない木っ端役人ということでせいぜい蔑んでやろう。国民は餓死や凍死の危機にあるのに、新車のベンツSクラスを大量購入している北朝鮮の幹部と同じレベルの情けなさだぜ。
この「のぞみの園」には2003年度、国から29億円の補助金が計上されている。入所者一人あたり563万円もの補助金が出るとしたらまことに喜ばしいことだが、この補助金というのは役員や職員が山分けするための大切なカネである。入所者のために使う分など残っているはずがない。理事長の報酬が1570万、二人いる理事が1380万、職員平均が1170万ということは、315人の職員の人件費は36億ということになる。国からの補助金だけではとても足りない。民間にやらせたらこの1/3の経費でちゃんと機能する施設を造ることができるだろう。
昔、特別養護老人ホームの建設補助金をフトコロに入れていた事務次官の岡光序治というド外道がいた。賄賂六千万をもらいながら退職金も六千万もらったという国賊だが、厚生省には岡光二世、三世とも言うべき外道どもが他にもうようよしているようだ。薬害エイズ事件の時の対応を見れば、この役所の連中が国民の健康を守るのではなくて企業や自分たちの利益しか考えていないことがよくわかる。
年間の自殺者が三万人、その多くは失業や借金を苦にした中高年の男性だという。日々の生活費に困った経験など一度もないお気楽なジジイどもが、机上の空論でしかない景気回復策を、実際は自分たちの蓄財のために行っている。なんとも嘆かわしい限りだ。こんな連中にいつまでも国家を食い物にされ続けていいのか。とりわけ福祉を食い物にしているハイエナどもは許せない。どうせ障害者を金づるにしか思っていないのだろう。オレが理事長なら天下りの連中に汚れ役をやらせて給料もピンハネしてやらあ。
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