2003年01月18日(土) |
がんばれ北朝鮮、がんばるなイラク |
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アメリカがイラク攻撃の準備を着々と進めながら、北朝鮮とは不可侵条約を模索中だという。やっぱりアメリカの戦略は思った通りだ。北朝鮮という国家はあくまで現体制で存続して欲しいということなのだ。なぜならそれがアメリカの国益になるからである。一方イラクの方は、ぶっつぶして石油利権を獲得することがやはりアメリカの国益になるから占領するのである。戦費はすぐに世界第二位の埋蔵量である原油を売って取り戻せるし、日本からも巻き上げられるだろう。
イラクよ、頼むからがんばらないでくれ。もう何もかも武器を捨てて、フセインも隠居すると宣言して、アメリカが攻撃する理由をなくしてくれ。このままいけばアフガニスタンでタリバンが受けた攻撃の数倍の攻撃が行われてしまう。そうなれば復興は大変だ。あらゆる手段でとにかく戦争を回避してくれ。なんならフセインをどこかに亡命させろ。おねがいだからアメリカに「金儲けのための戦争」という反吐が出そうな行為をさせないでくれ。
北朝鮮よ、とにかくがんばれ。アメリカとの交渉に決して弱みを見せるな。アメリカに対してそこまで開き直って対決姿勢を見せられる国家は世界ではあんたの国くらいだ。その根性は見上げたもんだぜ。小学生まで戦争で北朝鮮が勝つ絵を描いてるじゃないか。まるで戦前の日本みたいだ。心配ないよ。アメリカは北朝鮮を攻撃してくることは絶対にない。なぜだかわかるか?
極東地域の不安定要因として、アメリカは現体制の北朝鮮をあくまで存続させようとしている。その脅威を宣伝することによって、在日米軍を強化し、自衛隊に武器をどんどん買わせる大義名分にしようとしているのだよ。だから軍事国家北朝鮮の体制を崩壊させることはない。仮に北朝鮮が核兵器を使ったとしてもその攻撃対象は日本にある米軍基地くらいであってアメリカ本国が危機にさらされるわけではない。
そういうわけだから、北朝鮮にはもっとがんばってアメリカを挑発してもらいたいと思っている。アメリカが国益を無視して北朝鮮に先制攻撃を仕掛けてくるまでがんばって欲しいんだ。キリングフィールドから民衆を救い出す方法は金正日体制を崩壊させる以外はない。収容所にいる政治犯や飢えに苦しむ無辜の市民を救うためにはそれが一番だ。日本国民を拉致する命令を下した男に正義の鉄槌を浴びせるためにもこのまま不可侵条約など結ばないでくれ。
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