2003年01月03日(金) |
危険な食品「餅」を追放せよ! |
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毎年、その食品のせいで多くの老人が命を落とすという。たとえ死ななくても救急車で病院に運ばれる人はその十数倍は存在する。なぜこのような危険な食品を取り締まらずに放置してるのか?その食品とは、お正月になると日本中の家庭で喰われる「餅」という米から作られた硬い物体である。火であぶると適度に軟らかくなるが、それでも咀嚼が困難なほどの可塑性を保つ。このような危険な形状・性質にしなくても餅米をおいしく食べる方法はいくらでもあるはずだ。たとえばお赤飯にすればいいじゃないか。赤飯をのどに詰まらせるなんてよっぽどの馬鹿しかいないだろう。
他の危険な食品と比較しよう。たとえばフグはどうだ。資格を持った調理人でないとフグをさばいてはいけないことになっているし、「てっさ」などを見れば形状にも明らかな工夫が見られる。毒キノコはどうだ? ふつうの人は知らないキノコは喰わないだろうし、仮にその危険が放置されているとしても、毒キノコがダイエーやジャスコで売られているわけでもない。ベニテングタケなどの危険なキノコは一般の人にはきわめて入手しにくいわけだ。
しかし、餅は違う。スーパーやコンビニでは「サトウの切り餅」などという保存しやすくお手軽に食べられる形状で販売されている。また、この危険な食品は店で購入しなくても餅米を原料にして自宅で製造することも可能なのだ。その製造工程にも実は重大な危険が伴う。餅をおいしくするために重要な「餅つき」という工程には、杵という凶器が用いられる。これは振り回せば十分に殺傷力のある道具だ。いや、餅そのものが凶器たり得るのだ。松本清張の小説には、固くなった餅で人を撲殺し、その餅を雑煮にして取り調べに来た刑事に喰わせてしまう女が出てくる。なんと恐ろしい食品だろうか。
オレたちはこれまでに多くの危険な食品を追放してきた。発ガン性があるという理由で禁止された食品添加物は枚挙に暇がない。それらの多くは単なる「可能性」の問題で排除されたのである。餅の危険性は比較にならないほど大きいのだ。毎年お正月になると大勢のお年寄りが餅をのどに詰まらせて窒息死している。実際に多くの死者が出ているのだ。それでもなぜ餅の製造・販売・所持を禁止しないのか。この政府の対応は全く現状の問題点を把握していないのである。とにかく餅は危険なのである。その危険な餅をオレは今日も喰ったのである。
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