2002年12月30日(月) |
国際電話詐欺を摘発しろよ |
携帯用URL
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知人から突然の電話があった。「旅行から帰ったらインターネットできなくなっていた。画面が更新されずに12月19日の新聞のまま」というのを聞く。WINDOWS起動時に画面に「モデムを選択してください」というメッセージがでるという。その知人はヤフーBBで接続していてモジュラーケーブルをつないでいないから当然どこにもつながらないわけだが、電話で説明していてもなかなかうまくわかってもらえない。「不要なダイヤルアップネットワークを削除」「LAN接続の修復」というこちらの指示が伝わらない。画面を見ながらだったらこちらを同じ画面にして説明できるが、実は我が家にはWINDOWS/Xpのインストールされてる最新マシンは一台もない。正直な話、Xpがどんな画面かわからない。
「今からクルマでそちらに行きますから待っていてください」と伝えて、京都まで片道60キロほどの道のりをすっとばした。道路は空いていて一時間ほどで到着、すぐに確かめると怪しげなダイヤルアップネットワークが追加されていて、プロパティで確認した電話番号はしっかりと国際電話のものになっていた。すぐに削除し、LAN接続の方を修復してすぐにヤフーBB経由でつながるようになった。新聞などが最新の日付に変わったことを確認してとりあえずは一安心。同様のトラブルが発生したときのための修復の手順をひととおり説明して今後に備えた。
履歴を確認して、どうやらアダルト系のサイトを見ていてついうっかり地雷に触れてしまい、こちらがわのパソコンの設定を書き換えられたということもわかった。たまたまADSLだからよかったが、通常のモデムによる接続なら知らずにインターネットを続けてしまい、国際電話の莫大な料金をあとで請求されていただろう。
このような詐欺は実際のところ、取り締まられているのだろうか? 経由地にされる国の通信会社の連中の協力なしでは不可能な犯罪だし、詐欺による利益はそいつらのふところに入ってくるわけだから犯人グループと必ず接点があるはずだ。しかし、「操作ミスで知らずに書き換えられていた」のも、「わざとアダルト画像を見るためにボタンをクリックした」という場合も被害者には十分な落ち度があるわけだ。非合法の無修正画像をウハウハ楽しんだ後という場合も多い。パソコン初心者を狙ったこういう犯罪はまだ当分無くならないだろうな。
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