2002年12月29日(日) |
キミは商品券マジックを知ってるか? |
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都心部の駐車場はどこも高い。1時間400円ならまだ安い方で、今や500円600円というのもざら、数時間置けばとんでもない金額をぼったくられることになる。もっとも駐車違反で持って行かれるよりはマシなのであきらめて払ってる人が多いだろう。オレは都心部にタダでクルマを停める方法を知っていて、いつもそれを実践している。名付けて「商品券マジック」である。
百貨店の駐車場はたいていお買い物金額に応じた駐車サービスがある。大阪の場合、近鉄百貨店で三千円買えば2時間分の駐車券がもらえるのだ。ディスカウント店なら何割引かで買えるものをわざわざ百貨店で定価で買うのもばかばかしい。そこで「全国百貨店共通商品券」というものを三千円分購入する。そのレシートをサービスカウンターに持っていけば2時間分の駐車券がもらえるわけだ。現金三千円が、商品券の三千円に変化しただけでまだお金を使ったわけではない。
さて、この商品券をどう使うかだが、そのまま金券ショップに売り飛ばせば額面の95%くらいの金額にはなる。そうすると目減り分は僅か150円だから、2時間150円で駐車できたことになる。1時間あたり75円だから十分に安い。このやり方のことを「1時間75円でクルマが置ける」という女性週刊誌の記事で見たことがある。ただ、オレはその75円をも惜しむケチでせこい男である。そのためにはどうすればいいのか。手元にある三千円分の商品券にもう一働きしてもらうのである。前回同様に百貨店の駐車場にクルマを停めて、今度はその商品券を持って書籍売り場に向かう。そこで三千分の図書券を買うのである。図書券三千円分のレシートを持ってサービスカウンターに行けば、2時間分の駐車券がもらえる。現金三千円が、図書券三千円に化けただけで、持っている金が減ったわけではない。
さて、最終的に手元に残った図書券だが、これを金券ショップに持ち込めば額面の90%で引き取ってくれる。世の中には本を全く買わない無教養な馬鹿も多いが、まっとうな人間なら三千円くらい本代にたちまち使ってしまうだろう。オレなどは年間20万円は本代に使ってるくらいだからとうてい足りない。いずれ本代になる分の金が一時的に姿を変えただけであり、オレは駐車場代にはカネを払っていないのである。商品券マジックのからくり、わかっていただけたかな。
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