2002年12月27日(金) |
お願いです。騒音とゼニをください! |
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関西国際空港が完成したらてっきり旧大阪国際空港(現伊丹空港)は廃止されるものと思っていた。手狭だし、騒音公害はひどいし、地元住民も迷惑に感じていたはずだからだ。しかし、なぜか伊丹空港は存続し、神戸空港も完成したら狭い地域に三空港がひしめくという無駄なことになってしまう。
伊丹を廃止して欲しくないのは、それが地元自治体にとって金づるだからである。騒音対策の迷惑料は年間300億円にのぼるのだ。発着便数を減らせばその分迷惑料の実入りも減ってしまう。ようするにゼニが欲しいから騒音は我慢するということなのである。働く場所が欲しいから基地が無くなって欲しくないという沖縄住民のパラドックスと似ているわけだ。騒音の激しい場所にもどんどん住宅が建つ。わざと滑走路のそばに建てられる建て売り住宅さえある。そんな家でもクーラー設置費や電気代を「迷惑料」から支出してもらえると聞いてびっくりした。わざわざ空港のそばを選んで後から引っ越して来たやつらでも補助してもらえるのである。オレはこいつらをあえて騒音乞食と呼びたい。
幹線道路のそばは騒音がひどく排気ガスがひどいし、駅の近くは酔っぱらいにゲロを吐かれやすい。どんな場所にもその場所の宿命があって、少なくとも先祖代々その土地に住んでいた人間以外は文句を言うべきではない。だって、そういう場所だとわかってそこに引っ越してきたのだろう。だったらぎゃあぎゃあ文句を言うなよ。伊丹空港に文句を言えるのは先祖代々伊丹空港の周辺の土地に住んでいた人間だけだろう。
これまで騒音公害を訴え続けた連中が、態度をコロリと変えて減便に反対している様はなんとも見苦しい限りである。てめえらの本音はやはりゼニじゃねえか。
快適な生活環境は金では買えないものだ。たかだか80年ほどの人生、落ち着いた場所で暮らせなくてどうするんだ。ゼニの亡者となって騒音のしたで生きるよりも、「ゼニなんていらねえぜ、人間らしい暮らしをくれ!」と胸を張って言ってみろよ。伊丹空港を廃止して土地を全部売っぱらい、その金で関西空港建設費の借金を清算して、余れば地元で山分けするというのがいいじゃないか。えっ?一時金よりも永久に毎年300億入ってくる方がいいのか? やっぱり骨の髄まで乞食根性がしみついてるんだな。
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