2002年12月17日(火) |
政治家よ自分の足で歩け! |
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兵庫県知事の貝原俊民が、あの阪神淡路大震災の起きた朝、お迎えの車が来るまでのんびりと自宅で待っていたというのは有名な話である。テレビをつければ街が炎上しているはすぐにわかっただろう。家の外に一歩出ればすぐに無惨な被災状況はその目でいくらでも確認できただろう。県庁まで歩いて行けないような距離ではなかった。為政者たる人間が当然取るべき行動を何一つせず、あぐらをかいて公用車の迎えが来るまでふんぞり返っていた無神経な男は、その後も知事の座に居座り続け2001年夏までその職にあった。オレは自分が兵庫県民ではなく、そんな情けないボスのために税金を納めずに済んでつくづくよかったと思っているぜ。
公用車を一台維持するのに必要な経費はどれほどだろうか。おそらく年間1000万円は下らないだろう。何を誇示したいのか、一台500万円を超える高級車で当然のごとく燃費も悪いものが「公用車」として日本中のお役所で使われている。経費節減のために軽自動車に切り替える自治体はないのか。借金まみれのくせにカッコだけはつけたがる典型的な例だな。貧乏人のくせにむちゃなローンを組んで高級車を乗り回す馬鹿はこの国には掃いて捨てるほどいるわけだが。
田中康夫長野県知事は自宅から県庁まで徒歩で出勤するそうだ。それに倣ってか、このたび尼崎市長になった白井文さんも自宅から尼崎市役所までの500mを徒歩で出勤している。一方市の秘書課は「47万市民の代表として市長専用車を使うのが慣例」という立場を取っているという。たった500mなら徒歩で通勤するというのがまっとうな市民の感覚だろう。市長専用車としては国産の低公害車(プリウスか?)もあるので不要な高級大型車を解約しようとしたら違約金600万円を取られるという。そんなおかしな契約を結んで暴利をむさぼった業者は誰だ? かまわないから解約しろ。そのクルマを維持するのにかかる年間1000万近い経費に比べればマシだろう。
市長がせっかく無駄な経費を削減して財政を立て直そうとしてるのに、これまで甘い汁を吸ってきた古狸どもが抵抗勢力として君臨しているのはどこの自治体も同じようだな。無駄金ばかり使う公務員はそんなにエラいのか? オレたちの税金で喰わしてやってる「公僕」であることを忘れてる馬鹿が多そうだな。世間では不景気だというのに、公務員の連中は冬のボーナスもたんまりもらったのだろう。
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