2002年11月26日(火) |
宝くじなんか死んでも買わねえぞ |
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ギャンブルはすべて儲からないようにできている。よく考えてもみろ、払戻金の期待値が低すぎるじゃないか。たとえば競馬だ。25%という高率のテラ銭がぼったくられるのは世界でも日本だけだろう。馬券を買うということは、100円の現金を75円の金券と交換するのと同じことである。レースのたびごとに参加者の投資した金額の25%が吸い上げられるのである。100億の売り上げがあれば、JRAは25億円も濡れ手で粟の大儲けである。農水省の天下り官僚どもはウハウハ喜んでるぜ。こんなばかばかしいものにみんなどうして金をつぎ込むんだ。それも100円や200円という小銭じゃない。何十万も突っ込むヤツもいる。なんて馬鹿なんだ。馬券を買った時点でどれだけ損をしてるか冷静に考えてみろ!
パチンコもそうだ。脱税ナンバーワンの業種と言えばやっぱりパチンコだろう。それだけ店が儲かるということはそれだけ客が損をするというこじゃないか。どうしてパチンコ屋はどこもあんなに立派なんだ。
期待値という点では宝くじやtotoはもっと低い。そんな割のよくないバクチなんて死んでもやりたくない。しかし、男たるもの不労所得という名のあぶく銭は欲しい(笑)。だったら何をすればよいか。やっぱり株式投資だ。株式投資というバクチの一番いいところはなんといってもそのテラ銭の安さである。源泉分離課税を選択した場合、売却代金の1%だけぼったくられるだけだ。500万で買った株を600万で売ったとしても6万円引かれるだけで94万円は手元に残るわけだ。こんなに良心的な賭博は他にない。
買った後の結果も単純だ。基本的に「値上がり」「値下がり」の二つしかない。まあ、銘柄を選択するという時点で馬券を購入するどころではない種類の多さに頭を痛めるわけだが、知ってる会社なんてそれほど多くないだろう。いつつぶれるかわからないリスクの大きい株を買うことは競馬で大穴を狙うのと同じだし、株価も経営も安定した銘柄を狙うのは本命に大金を積むことと似ている。そういうわけで一番おすすめのギャンブルは株式投資だ。平均株価が値上がりするということは、参加者みんなが勝っているかも知れないということだぜ。そんな幸福なギャンブルは他にない。だってギャンブルというのはそもそも負けたヤツの金を勝ったヤツがふんだくるだけの冷酷無比な遊びなんだからな。
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