2002年11月13日(水) |
同窓会費って、払わないとイケナイのか? |
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大学の同窓会から今年も会報が届いた。封筒の表書きの会員番号の下に、13個の*の記号が並んでいる。この*の数は、何年分会費を滞納しているかという表示なのだが、実に13年間、26000円も滞納してしまったのである。こんなまとまった金額になるとますます払いにくい。それにしても、年に一回この小冊子を送ってくるだけで年間2000円の会費はぼったくりだと思うのだが、それが同窓会費というものの世間一般の相場だろうか。
ただ、滞納を自己弁護するならば、オレは卒業した時に「終身会費」という名目で五千円というまとまった金額を支払ったのである。国立大学の授業料が年間14万4000円、大卒の初任給が約12万だった時代に、五千円の会費はけっこう痛かった。それは一日のバイト料を軽く上回ったのである。「終身会費」だと思ったから無理して支払ったのだ。
しかし、昭和62年に会則が突如変更になった。終身会費制ではなくて、毎年2000円を徴収するという仕組みに変わったのである。というわけで、いったん終身会費を払ったはずのオレの所にも振り込み用紙が同封されてくるようになった。それっておかしくないか?そんな一方的な、しかも理不尽な決定に従えるか!というわけでオレは滞納をスタートしたのだ。
会報には会計報告もある。どうやら同窓会誌の発行経費は440万、9900冊発行されてるので一冊当たり約444円かかるらしい。同窓会は会報の発行以外に講演会の補助や祝賀パーティなどの経費で約300万かかっている。それでも、同窓会員一人当たり千円も払えば十分におつりのくるほどの経費である。それならなぜ二千円もの会費を設定してるのか。会報に記載された納入状況を確かめてみた。すると、昨年度の収入は1578名から約800万円の会費が納入されていた。そこから計算できる卒業生全体に対する納入率は3割くらいだろう。そこで謎が解けた。「どうせ払わない奴が多そうだから、馬鹿正直に払う奴からその分をぼったくってやろう」そんな理由でぼったくられてたまるか。
13年間も滞納している不良会員のオレなどは、即刻除名されるべき存在である。同窓会を除名されるだけならいいが、卒業資格まで剥奪されたら厄介だ(笑)。まあ、気が向いたらそのうち払うさ。ちゃんと払う前に死んだら香典からその分引いといてくれ。
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