2002年11月12日(火) |
おまえらは人間じゃない |
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「おまえらは人間じゃない」と名古屋刑務所の若い刑務官は受刑者に向かって罵ったそうだ。次々と明らかになっていく虐待の実態からわかったことは、どうやらこの「刑務官」という職業を選択した方の中に、たまたま同時に「サディスト」という性癖をお持ちの方々もおられたということである。もっともサディストはどこにでもいる。企業にも学校にも必ずそういう人種がいて、弱者をいたぶることでストレスを発散させているのだろう。革手錠で自由を拘束され、窓も夜具もなくふるえながら夜を過ごし・・・という元受刑者の談話を読んでオレが感じたのは、そのような懲罰を本来必要とする外道どものことであった。
面白半分にホームレスを襲撃したり、バスを乗っ取って罪もない人を殺傷したり、殺した少年の首を学校の校門にさらしたりする少年どもは、少年法によって手厚く保護され、革手錠の「懲罰」を受けることもなく税金でヌクヌクと保護されているのである。犯した罪の重さに比べてあまりにも軽い罰と、およそ反省とはかけ離れた連中の態度を思うにつけても、いっそ死刑などという寛大な罰ではなく、死ぬまでの数十年を革手錠をかけて名古屋刑務所の保護房に押し込め、サディスト刑務官たちの餌食にしてやって欲しかった。その方が被害者の遺族も少しは気が晴れるだろう。
日本の刑務所は「更正」や「矯正」のための施設ではない。ただの懲罰機関である。更正して出所するのではなく、お勤めを終えるだけである。受刑者が真に自己の罪を悔い改めて反省し、まっとうな社会人となって出てくることはきわめて少ない。高い再犯率がそれを物語っている。「もう二度と罪を犯さないようにしよう」ではなくて「もう二度とヘマをして捕まらないようにしよう」とほとんどの者が誓って門を出るのだ。自分を虐待した刑務官たちへの精一杯の憎悪を胸に刻みながら。
そんな刑務所の実態をろくに理解していない馬鹿裁判官が、この世に存在すること自体が許せないような極悪非道の犯罪者に対して「更正の見込みがないとは言えない」などと意味不明の理由をくっつけて寛大な判決を下す。新潟の少女監禁野郎の佐藤宣行は懲役14年でも「重すぎる」と控訴しやがった。この外道になら「名古屋刑務所・革手錠付きで保護房に40年」などと示した具体的な罰を与えてやった方がよかったのだが。
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