2002年11月10日(日) |
田舎に高速道路はいらない |
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なぜ高速道路の料金はこんなに高いのか。オレがまだ社会人になったばかりで給料が安かった頃は、高速代がもったいなくて真夜中の一般道路をよく走ったものである。その後給料も次第に上がったが高速代も上がったので、今でもやっぱり高く感じる。どうしてこんなに高いのか?
クルマではなくて熊や鹿ばかりが横切るような北海道の原野にまで、不採算路線を建設しちまったからである。もう十分なくらい高速道路網は完備してるのに、まだまだ建設し続けることを要求している国会議員たちもいる。あっちの村にあるものをおらが村にもよこせというレベルのばかばかしさだが、実はもっと根が深い。
田舎議員ども(あえてこのような差別的な表現を許していただきたい。国家全体のことを考えずに自分や自分の選挙区の利益のことだけを考え、いかに多くの税金をぶんどってきたかを自慢するしか能がない国賊のことだ。)はたいてい道路予定地の情報を入手してはそのあたりに土地を買う。自分で買わずに巧妙に自分の親族や息のかかった不動産業者に買わせる。そうして転売益を手に入れるのだ。静岡県内では第二東名の建設が急ピッチで進んでいるという。ミカン畑や茶畑にしかならないような山林がいきなりゼニになったら笑いが止まらないだろう。誰が地道に農業なんかするもんか。
田舎に高速道路を造ったらどんなメリットがあるのか? どうせ田舎の道路は空いているから時速70キロ80キロですっ飛ばせる。もちろんスピード違反だが、60キロという法定速度こそ時代錯誤だ。そこに高速道路を造って100キロで走れるようになったとしてどれほどのメリットがあるのか。慢性渋滞の都市に高速道路を建設して混雑を緩和し、所要時間を短縮することの意義に比べれば露ほどの価値もない。
田舎は田舎のままでいい。二束三文の土地に高速道路が通って土地が値上がりしてウハウハという「イナカモンドリーム」を無理に実現してやる必要はない。カネが欲しいのなら都会に出てきて働いて稼げ。高速道路や新幹線を無理に造っても福井や秋田が東京になるわけがないだろう。それにしても田舎のパチンコ屋はどうしてあんなに盛況なのか。国道沿いのパチンコ屋の駐車場をいっぱいにしながら「仕事がない」とほざく馬鹿ども。教養もなく本も読まず手に職もつけず馬鹿のままでいったい何ができるんだ?
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